トム・ハーディ
英ロンドン・ドラマ・センターで演技を学び、2001年にTVドラマ「バンド・オブ・ブラザース」で俳優デビュー、リドリー・スコット監督作「ブラックホーク・ダウン」にも出演する。以降、映画「ネメシス S.T.X」(02)、「dot the i」(03)、「レイヤーケーキ」(04)などに出演し、英国で最も有名な犯罪者と言われるマイケル・ピーターソンの生き様を描いた「ブロンソン」(08)で英国インディペンデント・フィルム・アワードの主演男優賞を受賞するなど高く評価される。
クリストファー・ノーラン監督の「インセプション」(10)で国際的に脚光を浴び、11年には英国アカデミー賞のライジング・スター賞を受賞。「裏切りのサーカス」「ウォーリアー」(ともに11)を経て、ノーラン監督の「ダークナイト ライジング」(12)で悪役ベインに起用され、メル・ギブソンの代表作「マッドマックス」シリーズをリブートした「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(15)では主演を務めた。
「インセプション」のレオナルド・ディカプリオと再共演した「レヴェナント 蘇えりし者」(15)でアカデミー助演男優賞に初ノミネートを果たす。その他の映画出演作に、全編通して画面に映るのはハーディ1人だけという意欲作「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」(13)や、実在したギャングの双子を1人2役で演じた「レジェンド 狂気の美学」(15)などがある。