ザ・バイクライダーズ

劇場公開日:2024年11月29日

ザ・バイクライダーズ

解説・あらすじ

アメリカの写真家ダニー・ライアンが1965~73年にかけてのシカゴのバイクライダーの日常をとらえた同名写真集にインスパイアされた作品で、伝説的モーターサイクルクラブの栄枯盛衰を、「エルヴィス」のオースティン・バトラーと「ヴェノム」シリーズのトム・ハーディの共演で描いた。

1965年、シカゴ。不良とは無縁の日々を送っていたキャシーは、ケンカ早くて無口なバイク乗りベニーと出会って5週間で結婚を決める。ベニーは地元の荒くれ者たちを束ねるジョニーの側近でありながら群れることを嫌い、狂気的な一面を持っていた。やがてジョニーの一味は「ヴァンダルズ」というモーターサイクルクラブに発展し、各地に支部ができるほど急速に拡大していく。その結果、クラブ内の治安は悪化し、敵対クラブとの抗争も勃発。暴力とバイクに明け暮れるベニーの危うさにキャシーが不安を覚えるなか、ヴァンダルズで最悪の事態が起こる。

「最後の決闘裁判」のジョディ・カマーがストーリーテラーとなるキャシー役を務め、バトラーがベニー、ハーディがジョニーを演じた。監督・脚本は「MUD マッド」「ラビング 愛という名前のふたり」のジェフ・ニコルズ。

2023年製作/116分/G/アメリカ
原題または英題:The Bikeriders
配給:パルコ
劇場公開日:2024年11月29日

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映画レビュー

4.0言い尽くせぬ儚さとノスタルジーが込み上げる

2024年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

ジェフ・ニコルズが創り出す映画にはノスタルジーを感じさせる映像の美しさとアウトサイダーの心理模様が同居する。私はバイクへの憧れなど微塵も持たない人間だが、それでも本作が描く60年代、疎外感を抱えた個々がバイクに思いを重ね、繋がりあい、価値観や居場所を共有する生き方には共振を覚えるし、一方でそれが制御を失い道なき道を暴走し始めた時の恐怖や危うさもわかる気がする。そうした目で見た時、この映画には何かしらの普遍性と、もう二度とはそこに戻れない儚さや痛みがあふれているのを感じた。まるで古いアルバムをめくるような感覚というべきか。ニコルズ監督流の落ち着いた語り口と構成、ベニー、ジョニー、キャシーが織りなす両者一歩も引かない人間関係も親しみを抱かせる要因となろう。特にトム・ハーディの役柄にはマッチョな体の中の繊細なハートを感じた。過去を美化するのではなく、現在地も含めて人を包み込む視点がここにはある。

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牛津厚信

0.5つまらなすぎ

2025年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

カワイイ

あるインフルエンサー(⚪︎anizaki)がめちゃくちゃ絶賛していて、2024年公開の中でもナンバーワンに近い、とか言っていたので、期待して見ましたが、あまりにもクソ過ぎてビックリしました。めっちゃくちゃつまらない。

まず出てくる登場人物が全員、汚いオッサンだらけ。もう、絵面が汚い。吐き気がする。

ストーリーもつまらなくて、何度も脱線。でもいつか面白くなるんだろうなあー、と思っていたら、一向にその気配なし。最後までビックリするくらいつまらない。

あー、腹立つ。2時間返してほしい。どんな鑑賞眼してんねん。もう速攻でアンフォローしましたわ、taniakiさん。

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Koji

2.0まぁどうしょうもなくくだらない生き様だね。

2025年7月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

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opencar

4.5俺達は男である、そしてそれは致命的

2025年7月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

バイク乗りのリーダーと鉄砲玉の若い男の暗闇での筆談の様子がほぼキス、セックスとして機能している映画で、それを画面で見せられたらもう信頼するしかない。
男性性をここまで気持ち悪く、近寄りたくないものとして描き、そして映画的に気持ちよく見せる映画は本当に稀有だ(他にありますか?ポール・トーマス・アンダーソン作品はそうか)
女性たちは母親として消費され、男たちは破滅の中でエクスタシーを感じている気持ち悪さ。
システムを作るのに長けている男性性、運営するのに長けている男性性、そして都合の悪いことに目を背けることに長けている男性性(一瞬、コンマ数秒だけ女性から目を逸らす、その演技、演出が秀逸でしたね、これだけでこの映画を見る価値が十分あります)、変化にクソほど弱い男性性。
まるで俺を見ているようだと、思わせる映画。
素晴らしかったです。
映画は最初の数ショットを見ればこの映画の楽しみ方がわかりますが、この映画は最初から緊張感と美学と気持ち悪さを感じさせる映画でした。

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あした