寺尾聰

1966年にフォークグループ「ザ・サベージ」の一員として、「いつまでもいつまでも」でレコードデビュー。81年にソロで発表した「ルビーの指環」は、第23回日本レコード大賞を受賞。
68年に石原裕次郎製作・主演の映画「黒部の太陽」で俳優デビューを果たす。80年代後半からは、晩年の黒澤明監督に重用され、「乱」「夢」「まあだだよ」に出演。2001年には黒澤監督の遺稿を小泉堯史監督が映画化した「雨あがる」に主演し、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝く。
日本レコード大賞と日本アカデミー賞最優秀主演男優賞の両方を獲得したのは、寺尾ただひとりである(2025年現在)。
ほか、主な出演作は「阿弥陀堂だより」「半落ち」「博士の愛した数式」「さまよう刃」「亡国のイージス」など。25年には、松坂桃李とともに主演を務めた「父と僕の終わらない歌」が公開される。