まあだだよ

劇場公開日:

解説

黒澤明監督が敬愛する随筆家・内田百閒と教え子たちの交流を、ほのぼのとしたタッチで描いた監督83才の遺作となった作品。作家活動に専念するために教師を退職する百閒先生。しかし教え子たちは百閒先生の家を訪れるようになる。先生の家を舞台に、先生と教え子を巡る様々なエピソードが人情味豊かに綴られていく。先生の誕生会での「もういいかい(死んだかい)?」「まあだだよ」との『かくれんぼ』の台詞そのままに、叙情詩のような情景を織りまぜた、黒澤監督得意のヒューマンドラマ。

1993年製作/134分/日本
配給:大映
劇場公開日:1993年4月17日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第17回 日本アカデミー賞(1994年)

受賞

助演女優賞 香川京子

ノミネート

主演男優賞 松村達雄
助演男優賞 所ジョージ
音楽賞 池辺晋一郎
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映画レビュー

5.0黒澤監督の作品の中でも

Mさん
2022年10月2日
Androidアプリから投稿

「生きる」と並んで好きな作品。内田百閒さんの話らしい。

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M

0.530分くらいで見るのやめた。

2021年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

「先生」が体験談をユーモアに語るだけだったので。

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くそさいと

4.0まあだだよとまだ言ってほしかった

2020年11月11日
iPhoneアプリから投稿

笑える

楽しい

幸せ

黒澤明さんのドキュメンタリーを見てすぐさまレンタルへ走りました
『影武者』『乱』を手にし他にもと思い目に止まったのがこの作品
持ち帰り何から見ようかとひとしきり、影武者も乱も重そうだし今の気分ではない
『まあだだよ』初めて見るのではないですがほぼ初めてに近いほど何も覚えていない、ただタイトルからして心地良さそうなので

自殺未遂まで追い込まれた黒澤監督作品はコレが最後、遺作となりました
「まあだだよ」は劇中で使われる言葉で
「先生、まだあの世に行かないのか〜い」に対しての先生の返答です
「まあ〜だだよ〜」ってね
『七人の…』や『生きる』などかっこよかったり心に刺さる重い題材などのイメージがありますがこのほのぼのとした作品もいいですね
なんと言っても荒んだ終戦から戦後の暗いイメージの時代なのに明るくほんわかと描かれていることに驚きと優しさを感じました

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カルヴェロ

4.5【”誰にでも忘れられない先生がいるだろう・・。”偏屈でユーモア溢れる愛すべき内田百閒先生と教え子たちとの20年以上にも亘る交流を温かい視点で描き出した作品。】

2020年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

知的

幸せ

ー内田百閒の作品が好きである。”冥途”は今でも時折、各掌編の幾つかを読み返す・・。-

 ■昭和18年春、30数年勤めあげた大学を辞め、文筆に専念するという百閒先生にひとりの教え子は言った。
 ”学校の先生を辞めても、先生はいつまでも僕らの先生です。先生は金無垢だ。混ぜ物のない金の塊。本当の先生だ、という意味です。先生はドイツ語以外に、僕らに何だかとても大切な事を教えてくれた気がします・・。”

 そして、先生(松村達雄)と教え子たちとの長きに亘る交流が始まった・・。

■印象的なシーン
 ・先生が”泥棒がどうしても、わが家に入れない方法を編み出した・・”と自信満々である日教え子たちに宣う。教え子の高山(井川比佐志)と甘木(所ジョージ)はある晩、こっそりと先生の家へ。
 すると、風呂場の戸が半開き。中を見ると”泥棒入り口”と書かれた立て札が。その先には”泥棒通路”、そして”泥棒休憩室”まであり、タバコに座布団まで置いてある。
 高山と甘木は、嬉しそうな顔で”やっぱり、先生は金無垢だ・・”
ーもう、二人とも良い大人なのに・・・、とても好きなシーンである。ー

 ・先生が60歳の誕生日。皆で”馬鹿鍋”をつつき、どんちゃん騒ぎ。良い大人になった教え子たちが多数集合し、皆楽しそうである。
ー先生が、教え子たちに如何に慕われていたかが良く分かる。-

 ・先生の誕生日会である”魔阿陀会”を高山と甘木と沢村(寺尾聡)、桐山(油井昌由樹)が開くシーン。教え子たちは皆それぞれの道を歩んでいるが、先生の前に出ると、学生時代に戻ったようだ・・。

 ・愛猫、ノラが居なくなって狼狽する先生の姿・・

<最後の”魔阿陀会”で先生が教え子たちに言った言葉。
 ”自分にとって本当に大切なモノ、好きなモノを見つけてください。そして、そのもののために努力しなさい。それはきっと、心のこもった立派な仕事になるでしょう・・。”
 やっぱり、内田百閒先生は”金無垢”だ・・。>

<1993年4月25日 劇場にて鑑賞>

<その後、複数回、他媒体で鑑賞>

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NOBU