竹内結子
1996年、TVドラマで女優デビューし、NHK連続テレビ小説「あすか」(00)のヒロインや「白い影」(01)、「ランチの女王」(02)で好演しブレイクする。映画デビューは「リング」(98)で、その後「黄泉(よみ)がえり」(02)や「天国の本屋 恋火」(04)など話題作に出演。「いま、会いにゆきます」(04)で共演した中村獅童との結婚は世間を賑わせたが、一児をもうけた後に離婚に至った。07年、2年ぶりの映画出演作「サイドカーに犬」で主演を務め、数々の映画賞で主演女優賞を受賞。人気医療ミステリー小説の映画化「チーム・バチスタの栄光」(08)で中村義洋監督とタッグを組むと、以降、同作の続編「ジェネラル・ルージュの凱旋」(09)をはじめ、「ゴールデンスランバー」(10)、「残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋」(15)、「殿、利息でござる!」(16)、「決算!忠臣蔵」(19)など中村監督作の常連となる。そのほか、刑事役に挑戦した「ストロベリーナイト」(テレビドラマ版・10/映画版・13)や、「僕と妻の1778の物語」(11)、「クリーピー 偽りの隣人」(16)、「コンフィデンスマンJP」シリーズ(19、20)など話題作に多数出演。09年には米TVドラマ「フラッシュフォワード」にゲスト出演し、18年にはHuluとHBOアジア共同製作のドラマ「ミス・シャーロック Miss Sherlock」で女性版シャーロック・ホームズを演じた。「ジェネラル・ルージュの凱旋」での共演をきっかけに知り合った俳優の中林大樹と19年に再婚し、20年1月に中林との間の第一子が誕生。同年9月27日、自宅で倒れているところを家族に発見され、搬送先で死亡が確認された。享年40歳。