ジョン・マルコビッチ
大学卒業後、演劇に興味を持ち、シカゴを拠点にするゲイリー・シニーズの劇団「ステッペン・ウルフ」に参加する。1984年、ロバート・ベントン監督の誘いで「プレイス・イン・ザ・ハート」で映画デビューし、アカデミー助演男優賞にノミネート。「キリング・フィールド」(85)、「危険な関係」(88)、「シェルタリング・スカイ」(90)などで実力演技派として名を馳せ、「ザ・シークレット・サービス」(93)で2度目のアカデミー助演男優賞候補となった。「コン・エアー」(97)、「ジャンヌ・ダルク」(99)などのハリウッド大作に出演する一方、マノエル・デ・オリベイラ監督の作品を中心にヨーロッパでも活躍。99年には「マルコヴィッチの穴」にも本人役で出演した。00年代以降の出演作に「リバティーン」「クリムト」(ともに06)、「チェンジリング」(08)、「RED レッド」(10)、「バーニング・オーシャン」(17)などがある。