プレイス・イン・ザ・ハート

劇場公開日

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解説

夫を殺された妻が家族を守るためにひたむきに闘う姿を描く。製作はアーレン・ドノヴァン、監督・脚本は「クレイマー、クレイマー」のロバート・ベントン、エグゼクティヴ・プロデューサーはマイケル・ハウスマン、撮影はネストール・アルメンドロス、編集はキャロル・リトルトン、音楽と作曲・編曲はジョン・カンダー、衣装はアン・ロス、プロダクション・デザイナーはジーン・キャラハンが担当。出演はサリー・フィールド、リンゼイ・クルーズなど。日本版字幕は戸田奈津子。カラー・ビスタサイズ。1984年作品。

1984年製作/アメリカ
原題:Places in the Heart
配給:コロムビア映画

ストーリー

1935年、テキサス州ワクサハチの朝。エドナ・スポルディング(サリー・フィールド)は、先ほど送り出した保安官の夫ロイス(レイ・ベイカー)が死体となって戻って来たのを知って、あまりのショックに口がきけなかった。銀行の預金残高は116ドル、借金3681ドル、とりあえず数カ月後に銀行に返さなければならない返済分が240ドル、エドナにできることといえば子供の世話と家事だけだ。美容院を経営している姉のマーガレット(リンゼイ・クルーズ)も親身に心配してくれるが、金銭面では無力だった。葬儀が済むと銀行は、この家を売り借金をゼロにして、子供を親戚に預けて働いたらと勧める。しかし、夫のにおいが染みたこの家と2人の子供フランク(ヤンクトン・ハットン)とポッサン(ジェニー・ジェームズ)なしに生きていくことはできない。数日後、流れ者の黒人モーゼス(ダニー・グローヴァー)がやってきて仕事をくれと申し出たが、断わった。その夜、保安官に連れられたモーゼスが再びエレナの家にやってきた。スポルディング家の銀器を盗んだので逮捕されたのだ。エレナはウソの口実でモーゼスを助けてやつた。その日から、彼は一家には欠かせぬ働き手として綿畑を耕した。同じ頃、銀行員は厄介払いするように眼の不自由な彼の弟ウイル(ジョン・マルコヴィッチ)を下宿人として押しつけてきた。エドナとモーゼスは綿作りに励んだ。一家を守るにはそれしか方法がないのだ。しかし、テキサス特有の大竜巻は小さな町の建物をあらかた破壊しスポルディング家にも甚大な被害をもたらした。姉の夫ウエイン(エド・ハリス)と親友の妻ビオラ(エイミー・マディガン)との情事も、この大竜巻によって終りを告げた。10月が近づき綿の収穫の時期になった。収穫一番のりに対する100ドルの賞金を得るために、エドナとモーゼスはもとより、フランク、ポッサム、マーガレットまで畑に出て綿つみに精出した。賞金がもらえなければ一家は離散してしまうのだ。盲目のウイルが料理を受けもった。皆、綿の木の針で指を刺され、曲げっきりの腰がのばせないほど働いた。出荷の日の朝が明けた。エドナが一番のりだった。綿つみの後のダンスパーティの夜、フランクは一人前の男として母エドナにダンスを申し込み、マーガレットも夫の情事を許す気になった。が、モーゼスはK・K・Kの一団に襲われて町を出ていくよう脅迫される。エドナに危害の及ぶことを恐れたモーゼスは、翌朝町を離れた。「あなたが最高の綿つみだってことを忘れないで」、モーゼスを送るエドナの言葉には愛する家族を失う悲しみが充ち充ちていた。(コロムビア映画配給*1時間51分)

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第57回 アカデミー賞(1985年)

受賞

主演女優賞 サリー・フィールド
脚本賞 ロバート・ベントン

ノミネート

作品賞  
監督賞 ロバート・ベントン
助演男優賞 ジョン・マルコビッチ
助演女優賞 リンゼイ・クローズ
衣装デザイン賞 アン・ロス

第42回 ゴールデングローブ賞(1985年)

受賞

最優秀主演女優賞(ドラマ) サリー・フィールド

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀脚本賞 ロバート・ベントン
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映画レビュー

4.0マルコヴィッチがいい

kossyさん
2019年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 大不況の中、未亡人となるエドナだが、優しい心と芯がたくましい性格で人々にやすらぎを与えてくれる。モーゼスが銀の食器を盗んだ事にもお咎めなし。物語の序盤からホロリとしてしまいました。そして一見弱々しいながらも、底知れぬ女性の強さを感じさせてくれます。

 途中、パニック映画並の竜巻が起こるシーンもよく出来ていますが、町中が破壊された後の再建の様子が全くなかったのが残念。また、姉マーガレットとウェインの不倫関係の扱いも中途半端。モーゼスの後半になってから個性が弱くなっていくのが残念ですが、マルコヴィッチの好演がカバーしてくれました。

 映画の断片をかいつまんで観ると、単なる「古きよきアメリカ」を描いた映画となりがちですが、一人の女性の生き様と人種差別問題、不況に屈しない心がテーマが見事に絡み合った秀作です。

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kossy

5.020世紀前半の夫を亡くした妻が選択するものは

2019年7月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

冒頭から呆気に取られる。たんたんと童話のような雰囲気のままに差別の事実を重ねた構造は傑作だ。20世紀前半の専業主婦が女性の地位として確立したなか、夫を亡くした妻がどうやって家族を支えていくか、そしてどのように物言わなかった妻が自立していくか見届けて欲しい。

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のぎへん

4.0支え合える人がいれば

yupppiiiさん
2018年9月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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yupppiii

4.0白人女性と黒人という弱者

Cape Godさん
2018年9月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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Cape God
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