ジュディ・デンチ
英ヨーク出身。ロンドンのセントラルスクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマで演技を学び、数々の舞台に立つ。1960年頃からTVに出演するようになり、「The Third Secret」(64)でスクリーンデビュー。「眺めのいい部屋」(86)や「ヘンリー五世」(89)など古典劇から現代劇までこなす実力派で、「007 ゴールデン・アイ」(95)から「007 スカイフォール」(12)まで演じた「007」シリーズのM役でも知られる。舞台では96年に異なる役でローレンス・オリビエ賞を2つ獲得する偉業を達成し、映画「恋におちたシェイクスピア」(98)ではアカデミー助演女優賞を受賞した。還暦をすぎてからも幅広く活躍し、「ショコラ」(00)、「あるスキャンダルの覚え書き」(06)などに出演。「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」(11)や「あなたを抱きしめる日まで」(13)、「ヴィクトリア女王 最期の秘密」(17)、「シェイクスピアの庭」(18)、「キャッツ」(19)など。ケネス・ブラナーの自伝的映画「ベルファスト」(21)では主人公の祖母役を演じ、第94回アカデミー助演女優賞にノミネートされた。