クリストフ・ワルツ
オーストリア・ウィーン出身。両親ともにショウビズ関係者で、地元ウィーンと米ニューヨークの演劇学校で演技を学ぶ。1977年にTVドラマで俳優としてのキャリアをスタートさせ、本格的な映画デビュー作となった「トルスタンとイゾルデ」(81)で主演を務める。ドイツ語圏のTVや映画で活躍する一方、「私が愛したギャングスター」(01)など英語作品にも登場する。クエンティン・タランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」(09)で狡猾なナチス将校役を演じ、アカデミー助演男優賞をはじめ数々の賞を総なめに。同監督の「ジャンゴ 繋がれざる者」(12)では主人公と行動を共にする賞金稼ぎを演じ、2度目のオスカーに輝いた。テリー・ギリアム監督作「ゼロの未来」(13)や、ティム・バートン監督作「ビッグ・アイズ」(14)などで主演を務めたほか、「007 スペクター」(15)や「ターザン:REBORN」(16)などで悪役として存在感を発揮する。デビュー当初から演劇にも出演し、13年にはオペラを初演出。「Georgetown(原題)」(18)で映画監督デビューを果たす。