國村隼
高等専門学校を退学後、大阪放送劇団付属研究所に入所。「にしむくさむらい」で初舞台を踏み、1981年に井筒和幸監督作「ガキ帝国」で映画デビューする。リドリー・スコット監督作「ブラック・レイン」(89)、ジョン・ウー監督作「ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌」(92)、クエンティン・タランティーノ監督作「キル・ビル」(03)など海外作品でも活躍し、韓国映画「哭声 コクソン」(17)では韓国・青龍映画賞の男優助演賞と人気スタ-賞に輝いた。18年には再びジョン・ウー監督の「マンハント」、19年はローランド・エメリッヒ監督の「ミッドウェイ(原題)」に出演した。邦画ではカンヌ国際映画祭で河瀬直美監督がカメラドール(新人監督賞)を受賞した「萌の朱雀」(97)や、園子温監督の「地獄でなぜ悪い」(13)などで主演を務めているほか、近年だけでも「アウトレイジ」(10)、「許されざる者」(13)、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」2部作(15)、「シン・ゴジラ」(16)、「ちはやふる」シリーズ(16、18)、「アルキメデスの大戦」(19)、「ステップ」「騙し絵の牙」(いずれも20)など、名バイプレイヤーとしてあまたの話題作、大作に出演している。宮崎駿監督の「風立ちぬ」(13)では声優も務めた。