東京カウボーイ

劇場公開日:2024年6月7日

東京カウボーイ

解説・あらすじ

井浦新がアメリカ映画で初主演を務めたヒューマンドラマ。

東京でブランドマネージャーとして働くヒデキは、上司でもある婚約者ケイコと新居を探す一方で、経営不振に陥ったモンタナ州の牧場で和牛を飼育して収益改善を図る計画を立ち上げる。ヒデキは神戸牛づくりの名人であるワダをアドバイザーに迎えて現地入りするが、初日からワダがトラブルに見舞われ、説明会や現地視察をヒデキ1人で行うことに。いつものスーツ姿で事業計画をプレゼンするヒデキだったが、祖父の代から牧場を運営するペグから見込みの甘さを指摘されてしまう。牧場の従業員ハビエルやその家族との交流をきっかけにスーツを脱ぎ捨てたヒデキは、文化の違いを越えて土地や仕事を理解することの大切さを学んでいく。

恋人ケイコを藤谷文子、アドバイザーのワダを國村隼が演じた。テレビ番組のディレクターやプロデューサーを長年務めてきたマーク・マリオットの長編映画初監督作で、キャリア初期に山田洋次監督作の海外現場に参加した際の経験をもとに本作を撮りあげた。

2023年製作/118分/G/アメリカ
原題または英題:Tokyo Cowboy
配給:マジックアワー
劇場公開日:2024年6月7日

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映画レビュー

3.5 【”郷に入れば郷に従え。そしてお互いを知る。”今作は東京の合理的なサラリーマンが、モンタナの牧場の損益を上げようとする中、カウボーイ文化に触れ、人生の真の豊さに気付くヒューマンドラマである。】

2026年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

■サカイヒデキ(井浦新)は東京の大手食品商社”ミキ・ホールディングス”に勤める合理的な思考のサラリーマンである。
 会社がアメリカのモンタナ州に所有する経営不振の”レイジーリバー牧場”の収益を上げるために、アメリカでも価値の高い和牛に切り替えることを提案する。そして彼は和牛畜産業の専門家であるワダ(國村隼人)を連れてモンタナにやってくるが、牧場主ペグ(ロビン・ワイガート)を筆頭にコミュニケーションが上手く取れない。
 そんな中、頼みのワダがバーで酔ってロデオから墜落し、足を折り孤軍奮闘せざるを得なくなるのである。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・今作のフライヤーを見ると、マーク・マリオット監督は、山田洋次監督に弟子入りを志願し、山田組の海外現場(「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」に参加した経歴の持ち主だそうである。
 今作が、義理や人情を重んじる作風である事が、納得できるのである。

・海外映画初主演作という井浦新さんが、効率主義のサラリーマンから徐々にモンタナの牧場の人達に受け入れられて行く様を好演している。
 分かり易い所で言えば、常に背広でスーツケースを持っていたのが、馬から振り落とされた事で”ロデオ”の服を着させられ、次にカウボーイの服を着る姿である。流石にカウボーイの姿もビシッと似合っているのである。

・サカイヒデキには、婚約して7年も過ぎる恋人で、上司でもあるけい子(藤谷文子)が居るのであるが、彼は結婚に踏み切れないのである。
 その事を聞いて驚く牧場の人々。それはそうだろう。

・牧場で働くハビエルが、牧場主ペグに内緒で牧場の見えない所で、栄養価の高いキヌアを作っていたことを知ったサカイヒデキは、最初は和牛の餌としてトウモロコシを作ろうとしていたが、大きなヒントを得るのである。
 そして、東京本社が牧場を売ると知った彼は、ワダが何気なく言った一言”俺に金が有れば、牧場を買うのになあ。”を聞き、一発逆転の自分とペグとハビエルで、牧場を買うことを思いつくのである。
 彼はその為に会社を首になるが、表情は何処かサッパリしているのである。

・東京からやって来たけい子に首を言われるも、自分の計画を話し、見つけていた温泉に二人で入り、漸くプロポーズをするのである。

■今作では、サカイヒデキ達の牧場が上手く行ったかどうかは描かれない。だが、皆が温泉に幸せそうに使っている姿を見れば、どうだったかは想像が付くのである。

<今作は東京の合理的なサラリーマンが、モンタナの牧場の損益を上げようとする中、カウボーイ文化に触れ、人生の真の豊さに気付くヒューマンドラマである。>

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共感した! 10件)
NOBU

4.0 井浦新も藤谷文子も上手い演技で良かった

2026年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

癒される

ドキドキ

井浦新がハリウッドで初主演したヒューマンドラマ映画です。
モンタナの牧場の広々とした清々しい映像。
この映画に登場する人たちは決して大声をがなり立てない。
必要最低限の言葉で物語は進んでいく。
自分の信念を貫き通すのもひとつの考え方だし
郷に入ったら郷に従えのように柔軟な考えを持つのもひとつの考え方。
井浦新演じるビジネスマンは時間がかかったけど
考え方を変えみんなの懐に入って仲間になった。
物事の運びや人づきあいもそんなに上手くないけど
一生懸命にやれば分かってくれる。
それは婚約者にも通じるはず。
久しぶりの藤谷文子が抑揚なく上手く演じていて良かったと思う。
エンドロールの温泉のシーンは心ほんわかになりました。

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tom

3.0 井浦新が“できないサラリーマン”を演じるのが新鮮。 これまでのクー...

2026年2月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

井浦新が“できないサラリーマン”を演じるのが新鮮。
これまでのクールで知的なイメージとは違い、不器用で空回りする姿に人間味があって面白い。

異文化の中で価値観が揺さぶられ、自分の立ち位置を見つめ直していく物語は軽やかだが、どこか優しい余韻が残る。
派手さはないが、じんわり楽しめる一本。

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ホンマサ

3.5 信頼関係

2026年2月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

はでさはないがいい映画でした。
郷に行っては郷に従えというの身に染みてわからせてくれる、思い出させてくれる感じがします。
自分の仕事でも同じだなとしみじみ感じます。
信頼関係ってのがないと何事も成せないということを肝に銘じたいですね。

最後にバタンガが飲みたくなりました。

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たけお