イーサン・ホーク
元々は作家を目指していたが、中学時代に演劇を始め、プレストン大学にある劇団「マッカーター・シアター」で演技のレッスンを受けたことから俳優の道に進むことを決意。1985年、ジョー・ダンテ監督作「エクスプロラーズ」で映画デビューを果たした。その後、学業に専念しカーネギーメロン大学に入学したが、ピーター・ウィアー監督作品「いまを生きる」(89)で俳優に復帰しブレイクしたため、大学を退学する。以後、「生きてこそ」(94)や「ガタカ」(97)などで主演を務め、リチャード・リンクレイター監督、ジュリー・デルピー共演の「恋人までの距離(ディスタンス)」(95)も人気を博す。01年には初監督作「チェルシー・ホテル」を発表し、アントワン・フークア監督の「トレーニング デイ」でアカデミー助演男優賞にノミネート。04年に「恋人までの距離(ディスタンス)」の続編「ビフォア・サンセット」、さらに9年後に3作目「ビフォア・ミッドナイト」(13)でデルピーと再共演し、両作でリンクレイター監督とデルピーとともにアカデミー脚色賞の候補になった。リンクレイター監督の「6才のボクが、大人になるまで。」(14)では12年にわたる撮影に参加し、アカデミー助演男優賞、ゴールデングローブ賞映画部門の助演男優賞にノミネートされた。