浅野忠信
1988年、TVドラマで俳優デビューし、モデルやミュージシャンとしても活動する。90年「バタアシ金魚」で銀幕デビューし、岩井俊二、青山真治、是枝裕和作品などで個性派俳優に成長。「五条霊戦記 GOJOE」(00)などで知名度を上げ、「座頭市」(03)と「母べえ」(08)で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した。海外作品にも早くから出演し、「地球で最後のふたり」(03/ペンエーグ・ラッタナルアーン監督)でベネチア国際映画祭コントロコレンテ部門の主演男優賞を受賞。主演を務めた「モンゴル」(07/セルゲイ・ボドロフ監督)は米アカデミー外国語映画賞にノミネートされた。「マイティ・ソー」(11)で満を持してハリウッドに進出。国内外で活躍し、「岸辺の旅」(15/黒沢清監督)はカンヌ国際映画祭ある視点部門の監督賞を受賞。翌年の「淵に立つ」(深田晃司監督)は同部門の審査員賞を受賞した。そのほか近年の出演作に熊切和嘉監督作「私の男」(14)、マーティン・スコセッシ監督作「沈黙 サイレンス」(16)など。