母べえ
劇場公開日 2008年1月26日
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解説
山田洋次監督&吉永小百合主演による人間ドラマ。黒澤明監督作品のスクリプターとして活躍した野上照代の自伝的小説を原作に、激動の昭和初期をたくましく生き抜こうとする1人の母の姿を通して家族の素晴らしさを描き出す。昭和15年の東京。野上佳代は夫の滋や2人の娘と仲睦まじく暮らしていた。しかし、戦争反対を訴えていた滋が治安維持法で検挙されてしまう。
2007年製作/132分/日本
配給:松竹
劇場公開日 2008年1月26日
山田洋次監督&吉永小百合主演による人間ドラマ。黒澤明監督作品のスクリプターとして活躍した野上照代の自伝的小説を原作に、激動の昭和初期をたくましく生き抜こうとする1人の母の姿を通して家族の素晴らしさを描き出す。昭和15年の東京。野上佳代は夫の滋や2人の娘と仲睦まじく暮らしていた。しかし、戦争反対を訴えていた滋が治安維持法で検挙されてしまう。
2007年製作/132分/日本
配給:松竹
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2014年12月17日 今から40年ほど前、チョコベーというお菓子があった。不思議感のある画期的なCMがヒットしたためチョコべー遊びも流行ったし、友達の名前に“ベー”をつけて呼び合ったりするほどだったのです。残念ながら食べた記憶はないのですが・・・
昭和十五年の野上家では、文学者である父親・滋(坂東三津五郎)のユーモアにより、互いに“べえ”をつけて呼び合っていた。その父親が思想犯として特高に検挙されるという悲しい内容にもかかわらず、家族は周りの温かな人たちに恵まれ、娘たちも明るくたくましく育っていく様子が印象的な映画でした。
たとえば『はだしのゲン』のように、同じく反戦を唱えたために特高に捕まり、近所の人たちからも非国民扱いされて悲劇を強調する作品でもない。また、苦難を乗り越える強き母親像を表に出す作品でもないのです。物語の根底にある反戦思想は同じであるにしても、人間の温かさを前向きに捉えたような・・・特に戦争推進派(?)のような隣組の組長さん(でんでん)などはこの温かさを象徴するようなキャラクターでもあり、時には信念を押し殺してでも、人との絆がいかに大切であるかを丁寧に描いていました。
主人公母べえを演ずる吉永小百合はすでに60歳を超えているのに、30代であっても違和感がない。型破りの叔父仙吉役である笑福亭鶴瓶よりもずっと若く見えるのです。さらに、サユリストをも満足させるかのような、世間知らずのお嬢様風であったり、男の好意に対する鈍感ぶりという一面も見せてくれる。そして、夫の元教え子である山ちゃんを演ずる浅野忠信がとてもよかったし、壇れいも『武士の一分』に続き好演。
子役2人に関して、世間的には長女初子役の志田未来(みらい)の評判がいいようですけど、個人的には次女照美役の佐藤未来(みく)のほうがすごいと思った。自然に口の横にごはんつぶを付けるところや、コロッケを取るタイミングの良さや、カステラを我慢するところなど・・・演出の力なんだろうけど、上手くこなしすぎでした。
全体的には原作者野上照代の自叙伝ということもあって、特高取り調べの拷問だとか戦争の悲惨さそのものは描かれていない。そして、衣装などが綺麗すぎることや子供たちも健康そうだったことなど、なぜか違う時代を見ている錯覚にも陥ってしまいました・・・それでも泣けましたが。
こうなりゃやけだ!これまた正月向けでないのは分かっているが。確か…あったあった、ダビング後未鑑賞のDVD。山田洋次監督作品。
ラストシーンがどうにも違和感。大人になっても「べえ」だからか?それとも配役か?
小百合様の神がかった美しさ。いったいいくつ?
基本それのみを確かめればいい。次世代候補の檀れいにもう少し活躍して欲しかった(笑)
鶴瓶の役どころが「おとうと」とほぼ同じ、まあそれしかないよね(笑)
反戦モチーフなので致し方ないが、山田洋次監督にはもっと明るいというか、爽やかというか、そんな方が合う気がする。
しかし、山田洋次監督作品の凄いところはあからさまなハズレがないこと。それって実は超偉大だと思う。
戦争の犠牲になった市民を描いた映画。
時代に翻弄され続けた普通の家族を切々と描写した、悲しすぎる映画。
政治的な主張はなく、
とにかく人や家族を破壊する戦争が悲しい、憎い!憎い!戦争許すまじ!
という純粋な気持ちが伝わってくる。
一瞬期待したよ。あの兵隊は浅野忠信かもって。
でもやっぱり違うよね。そういう話じゃないもんね。
最近の戦争物は良くも悪くも小難しかったりして
子どもが観て、単純に戦争はダメ!って思えるような作品が少ない。
この映画はそこが直球なので、その意味でも良い映画だと思う。
ただ吉永小百合さん、さすがにその配役は無理があるのでは…
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