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【最新作「HELP 復讐島」公開】ホラーだけじゃない、サム・ライミ監督の作家性に触れる作品3選

2026年1月27日 18:00

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画像1(C)2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

サム・ライミ監督の最新作「HELP 復讐島」が1月30日から公開される。逃げ場のない無人島を舞台に、人間の狂気と復讐心が炙り出されていく様が描かれる復讐エンターテインメントだ。

そこで、ライミ監督の作家性に触れることができる3本の作品をご紹介。ホラーだけではない、個性的な作風と一貫したこだわりを通して、最新作「HELP 復讐島」への期待を高めてほしい。紹介する3作品は全て、ディズニープラスで配信されている。

画像2Spider-Man(R),Green Goblin(R),the Characters(R)&(C)2002 Marvel characters,Inc. All Rights Reserved.
●1.「スパイダーマン」(2002)

ライミ版「スパイダーマン」の注目すべきポイントは、主人公が単なるヒーローではなく、罰を背負った存在だという点だ。主人公のピーター・パーカー(トビー・マグワイア)は選ばれた存在ではなく、選択を間違えた人間。軽率な判断が、地獄の扉を開いてしまう構造は「死霊のはらわた(1981)」に共通している。

そのため、名セリフである「大いなる力には、大いなる責任が伴う」もライミ版では、贖罪の象徴であり、ピーターの背中には、十字架のように重くのしかかっている。

ヴィランであるグリーン・ゴブリン(ウィレム・デフォー)に目を向けると、投薬による変身シーンのグロテスクな描写に加えて、分裂した人格が鏡と会話するシーンは、古典ホラーの風合いだ。POVショットや歪んだクローズアップの多用は、アクション要素が強まった「死霊のはらわたII」の進化系といえる。

コメディ要素やメロドラマが、キャラクターの人間味を深めている点も、ライミ監督らしく、リアリズムを追求する現在のマーベル作品とは大きく異なる特徴。ヒロインであるメリー・ジェーン・ワトソン(キルステン・ダンスト)が“夢を語り、ヒーローに助けられる”存在として描かれているのも、原作コミックが誕生した1960年代当時の、古き良き道徳観が下敷きになっているからだろう。

画像3(C)2012 Disney Enterprises, Inc.

名作児童文学「オズの魔法使い」に登場する魔法使いのオズがいかにして誕生したのかを描く冒険ファンタジー。ライミ監督のキャリアを振り返ると、“異端”に思えるディズニー作品だが、その作家性が随所に刻まれており、見逃せない一作だ。

主人公の若きマジシャン、オズ(ジェームズ・フランコ)は、竜巻に飛ばされて、自分と同じ名前の魔法の国オズに迷い込んでしまう。その名前のために、伝説の偉大な魔法使いと勘違いされてしまうのだ。

そんな物語の発端は、スーパー店員のアッシュ(ブルース・キャンベル)が渦巻く魔法のポータルに巻き込まれ、中世にタイムスリップして“異世界からの勇者”として死霊をやっつけてしまう「キャプテン・スーパーマーケット」にそっくり。ライミ監督は、決して誠実とは言えない主人公が、勘違いからヒーローになる冒険譚を「オズ はじまりの戦い」に踏襲しているのだ。

キャプテン・スーパーマーケット」の原題は“Army of Darkness”で、劇中には文字通り、悪霊の軍団が登場。そして、「オズ はじまりの戦い」では、空飛ぶ邪悪なヒヒの軍団が主人公に襲い掛かる。良い魔女、悪い魔女の二面性は「スペル(2009)」に共通しており、ライミ監督の映画で描く女性観を表しているかもしれない。

画像4(C)Marvel Studios 2022

元天才外科医で最強の魔術師ドクター・ストレンジベネディクト・カンバーバッチ)の活躍を描く「ドクター・ストレンジ」シリーズ第2作。本作にも、ライミ監督ならではの意匠が随所に散りばめられており、“サム・ライミがMCUに浸食した異色作”として、マーベル・ファンを大いに困惑させると同時に、ライミ監督のファンを歓喜させる仕上がりになっている。

わかりやすい例を挙げると、ストレンジが死体に憑依し、ゾンビ化した状態で戦う、通称“ゾンビ・ストレンジ”のインパクトは絶大だ。ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)によるイルミナティ皆殺しのシーンも、ライミ監督以外には考えられない残虐性を誇っている。ときに過剰だが、遊び心溢れるカメラワークも、ホラー色をより色濃くしている。

また、ヒーローの“闇落ち”というテーマ性は、過去にライミ監督が手がけたヒーロー映画「ダークマン」に通じるものがあり、怪物的な力に飲み込まれそうになる主人公の葛藤がドラマチックに表現されている点も、ライミ監督の作家性が本領を発揮している。カメオ出演するブルース・キャンベル(「死霊のはらわた」「キャプテン・スーパーマーケット」)の“受難”もお見逃しなく。

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