死霊のはらわた(1981)
劇場公開日 1985年2月23日
解説
休暇で森にやってきた5人の男女は廃屋の地下で“死者の書”を発見。やがてテープレコーダーに録音されていた呪文によって、死霊が復活してしまう。死霊に乗り移られた者は他の者を襲撃。阿鼻叫喚の中、アッシュは必死の抵抗を試みるが……。ミシガン州立大学時代に撮った映画をリメイクしたサム・ライミの商業映画初監督作。日本でも大ヒットし、スプラッター・ホラー映画ブームの火付け役となった。
1981年製作/86分/アメリカ
原題:The Evil Dead
配給:ヘラルド
スタッフ・キャスト
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2022年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ドクターストレンジが非常に素敵な
サムライミだったので、関連作として久しぶりに鑑賞しなおしました。
詰め込みすぎなくらいの凝縮された五月雨式の表現。
登場人物はたった5人、シチュエーションも森と家のみ。
ストーリーは特になし。
なぜこれで、こんなに濃密なモノが作れるのだろうか。
ドクターストレンジよりも映像は濃密である。
不思議な魅力にあふれた名作。3部作を見返そうと思う。
2020年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD
得体の知れない魔物目線のカメラワークが斬新でした。低予算であるにもかかわらずの恐怖映像と見事な音響効果。ドロドロと内臓が飛び出すシーンだとか、恐怖を煽る古いプレーヤーが動くところなどのコマ撮り手法。単純な設定ながら脚本も面白く、悪魔憑きとなったアッシュの妹シェリルをずっと地下に閉じ込めるところなどがそうだし、めずらしく女性陣が先にやられてしまうのだ。また、サム・ライミ流の遊び心も忘れておらず、恋人のリンダが悪魔に乗り移られても茶目っ気たっぷりだったり、友人スコットが襲いかかってきたときに杭を抜いて血を出すところなど・・・笑いどころもある。
乗り移った悪魔の様相は『エクソシスト』の影響があるものの、宗教くさくないことや全てスプラッターで解決させる手法はまさしく一流ホラー!終盤は血だらけです。
ピーター・ジャクソンにしろ、このサム・ライミにしろ、B級ホラー出身の監督は観客を楽しませるコツを知っていますなぁ。クレジットの編集者名にジョエル・コーエンの名前を発見できることもある意味すごいです。
めちゃくちゃ面白い。ナチュラン・デモントからはテンポも早い。出し惜しみせず次々と見せてくれる。アッシュも死んだのだろうね。
2019年12月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
サム・ライミ監督の事は全然知らず、しかし死霊のはらわたというタイトルは名作によく上がり知っていました。
ホラー映画はあんまり好きじゃなくたまたま行ったTSUTAYAで借りてなんとなしに見てみました。
結果的には凄く才能溢れる作品だなと感じ取れましたし後に他の人のレビューを見て知ったのですがあのスパイダーマンの映画も監督されたとの事。
私にはそっちの方が先で当時子供でしたがあまりの映画の面白さに映画が好きになったキッカケの一つだったかもしれないと思い返します。
そして私のレビューのタイトルです。低予算なのが全ての足を引っ張っている。特典映像に出演していた人の誰かが同じ様な事を言っていたと思いますが完全に同意です。
しかし製作の経緯的にも監督がホラーのジャンルを選んだ事自体が製作費が安く済むからとの事ですので仕方のない事だったのかもしれません。
レビューを書くにあたって作品名をこのアプリ上で検索するわけですが、その際に死霊のはらわたのリメイクがあるのを発見しました。レビューを拝見したところ怖いとの評判でしたのでパワーアップした怖さを怖いもの見たさでこれから見たいと思います(笑)これが本当の怖いもの見たさ。
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