フォロウィング

劇場公開日:

解説

「メメント」で一躍世界で注目を浴びたクリストファー・ノーランが、約1年もの歳月をかけ、監督・脚本・製作・撮影・編集の5役を兼ねて作り上げた長編デビュー作。ロッテルダム映画祭をはじめ、世界各国のインディペンデント系映画祭で“ヒッチコックの再来”と讃えられた才能の原点がここにある。

1998年製作/70分/イギリス
原題:Following
配給:東芝エンタテインメント
劇場公開日:2001年12月8日

ストーリー

作家志望の青年ビルは、創作のヒントを得るために通りすがりの人々の後を尾けている。ある日、いつものようにある男を尾行していたら、男にばれてしまう。コッブと名乗るその男もまた、他人のアパートに不法侵入しては、私生活の秘密を探る行為に取りつかれていた。ビルはコッブに感化され、行動を共にするように。数日後、ふたりで忍び込んだアパートで見た写真の女に興味を惹かれたビルは、彼女の後を尾けはじめる……。

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オソレゾーン

映画レビュー

1.0ノーラン監督渾身のデビュー作

2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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odeonza

3.5デビュー作から時系列がシャッフル

2021年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

クリストファー・ノーラン監督のデビュー作品(1998年の白黒英国映画)。時間シャッフルが斬新で印象的も、初見では物語が良く分からず。見ている側としてはあまり面白くなく習作的作品と理解。

とは言え、斬新性が評価させたのか、英国インディペンデント映画賞受賞しており、将来性が既に予見されていた?!

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Kazu Ann

4.0ノーランはデビュー作からノーランだった

2021年6月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ノーラン節とは何かとは説明しづらい
しかし本作は明らかなノーラン節
それもかなり濃厚に

何故に白黒作品なのか?
もちろん予算の制約だろう
しかし本当は過去の映画のレジェンド作品と同じ土俵で評価してくれとの挑戦的な姿勢なのだと思う
強烈な自負心だ
そしてそれはノーラン監督の勝利だ
ヒッチコックにも負けない力を示して見せたのだ
たまげた
脱帽だ
間違いなく彼は現代の映画の作り手の最前列にいる

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あき240

3.5徹底して人間の本性を暴きだす

2020年9月18日
iPhoneアプリから投稿

1940年代のfilm noirのような虚無的な作品。
孤独な男が見ず知らずの人を追いかけることからはじまる、破滅の扉。

ストーリーの連続性を破壊し、過去と現在を目まぐるしく行ったり来たりする構成は、その後のNolan監督の作風の原点を連想させる。

70分の短い作品だが、見応えは充分。
「仕事」遂行の緊張感、破滅の道へのリアリティ、作品のなかに仕掛けられた数々のトリック。

主要な登場人物はたった3人で、話もシンプルなようでいて実は示唆に富んだ深みのある作品になっている。

まさにNolan監督のgiant step。

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atsushi

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