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高畑勲監督「かぐや姫の物語」英語字幕版を特別上映!「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」全ラインナップ発表

2025年11月25日 12:00

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英語字幕付きで上映
英語字幕付きで上映
© 2013 Isao Takahata, Riko Sakaguchi/Studio Ghibli, NDHDMTK

12月12日から、ヒューマントラストシネマ渋谷で開催される「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」。先日発表された5作品に加え、さらに6作品を加えたフルラインナップ、チラシならびに予告映像(https://youtu.be/07iflSJRUGk)が公開となった。

本特集は、ソフィア・コッポラスパイク・リージム・ジャームッシュグザビエ・ドラン大島渚北野武黒沢清三池崇史西川美和……名だたる監督たちを見出してきたカンヌ国際映画祭の唯一無二のセレクションで「監督週間(Quinzaine des cinéastes/Director’s Fortnight)」の最新ラインナップを日本国内でいち早くスクリーンで鑑賞できる貴重な機会となっている。

日本からの注目作品は、日本人史上最年少となる26歳で「監督週間」選出となった団塚唯我監督の「見はらし世代」、そして2014年に「監督週間」に選出された竹取物語を原作としたスタジオジブリの長編アニメーション映画「かぐや姫の物語」(高畑勲監督)の特別上映が決定。現在、配信サービスでは観ることのできない作品の貴重な劇場上映となる。

ポスタービジュアル
ポスタービジュアル

1968年、作家性や芸術性の高い作品を称揚するためにカンヌ映画祭に創設された「監督週間」だが、そのセレクションは決してハ-トウォーミングな作品やラブコメなどではなく、ラディカルで自由な矢を放ち、見る者の心を打つメッセージ性の高い作品ばかり。日本の映画ファン、映画・映像業界に携わる方々、そしてこれからその世界に飛び込もうとしている若者たちへ向けて、VIPOがセレクトした世界の最前線の作品群だ。「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」は、12月12日~25日まで、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催。

▼上映作品は以下の通り
画像3© 2025 TPC Film LLC All Rights Reserved.
★オープニング上映
■「ザ・プレジデンツ・ケーキ」(英題:The President’s Cake)<観客賞&カメラドール受賞作>
監督:ハサン・ハディ
出演:バニーン・アフマド・ナイエフ、サジャード・モハマド・カーセム、ワヒード・サーベト・フライバト、ラヒーム・アルハジ
制作国:イラク、アメリカ、カタール
【2025年|102分|イラク、アメリカ、カタール】
フセイン独裁政権下のイラク。国連の経済制裁により生活が逼迫する中、国民は大統領の誕生日を祝わねばならない。学校から祝典用ケーキの調達担当に指名された少女は、祖母とともに市場に出かけるが、はぐれてしまう。不条理な生活を強いられたイラク市民の生活を、健気な少女の姿を通じて素朴かつ力強く描き、カンヌ映画祭の全部門を通じて決められる「新人監督賞(カメラ・ドール)」を受賞。
画像4©2025 シグロ / レプロエンタテインメント
■「見はらし世代」 (英題:Brand New Landscape) ※英語字幕版での上映
監督:団塚唯我
出演:黒崎煌代 遠藤憲一 井川遥 木竜麻生
制作国:日本
【2025年|115分|日本】
自分たちを捨てた父親を許せるだろうかーー。母の死に続き、仕事を優先する父にも去られた姉と弟が、成人後に改めて父親と向き合う。普遍的な家族の風景から、父が手掛ける都市の再開発がもたらす影響まで、幅広い視点を含み、リアルとファンタジーが交差する独特の世界観をシャープな映像美で描いてみせる団塚監督は、日本人史上最年少となる26歳でカンヌ国際映画祭「監督週間」選出となった。
画像5© Grande Ourse Films, Venin Films
■「ハー・ウィル・ビー・ダン」(英題:Her Will Be Done)
監督:ジュリア・コワルスキー
主演:マリア・ブルーベル、ロクサーヌ・メスキダ、ジャン=バティスト・デュラン、ラファエル・ティエリー
制作国:フランス、ポーランド
【2025年|95分|フランス、ポーランド】
畜産業の実家を手伝う若い女性のナヴォイカは、亡き母と同様に、体内に悪魔がいると自覚している。ナヴォイカの欲望の高まりとともに、悪魔が破壊的な力を彼女にもたらす。村を離れていた奔放な女性が隣家に戻って来ると、ナヴォイカの運命が動き出す。フランスにおけるポーランド移民のコミュニティを背景に、エクソシズムとフェミニズムが斬新な融合を見せる新感覚ドラマ。コワルスキー監督長編第2作。
画像6©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会
■「国宝」(英題:Kokuho)※英語字幕版での上映
監督:李相日
出演:吉沢亮 横浜流星 高畑充希 寺島しのぶ 渡辺謙
【2025年|175分|日本|<PG12>】
任侠の家に生まれたが、女形としての才能を見込まれて歌舞伎役者の名家に引き取られた少年と、その家の跡取り息子の2人が、長年に渡って切磋琢磨しながら芸に人生を捧げていく姿を描く。主演の吉沢亮、共演の横浜流星の迫真の熱演が全世代から圧倒的な支持を受け、日本映画興行の歴史を塗り替えるメガヒットを記録した本作は、世界初上映の場となった「カンヌ監督週間」から快進撃をスタートさせた!
画像7©Schramm Film
■「ミラーズ No.3」(英題:Mirrors No.3)
監督:クリスチャン・ペッツォルト
主演:パウラ・ベーアバルバラ・アウアマティアス・ブラント、エンノ・トレプス
制作国:ドイツ 【2025年|86分|ドイツ】
ベルリンの大学に通う女性のラウラは、田舎での交通事故を奇跡的に回避するがショック状態に陥り、近所に住む主婦のベティの世話になる。ラウラはベティを母のように慕い、ベルリンに戻らずベティの家に留まる。ベティも戸惑いながら受け入れるが…。運命のツィストに翻弄される人々の姿を鮮やかに描くヒューマン・ドラマ。ドイツ映画界を代表する存在のひとり、クリスチャン・ペッツォルト監督最新作。
画像8©Metafilms inc
■「ピーク・エヴリシング」(英題:Peak Everything)
監督:アンヌ・エモン
主演:パトリック・イボンパイパー・ペラーボ、ジル・ルノー、エリザベス・マゲレン、エリック・K・ブリアンヌ
制作国:カナダ 【2025年|100分|カナダ】
モントリオールでペットホテルを営む48歳の独身男性アダムは、環境破壊の進行による終末を恐れ、不安に苛まされている。オンラインで購入した癒しグッズのカスタマーサービスを心の相談窓口と勘違いして電話してみると、応対した女性に恋してしまう!孤独で不安なアダムの世界は、自然災害を経て不思議な迫力に満ちていく。世界が終わる前に愛を知りたい男性が疾走するアポカリプス・ラブ・ストーリー。
画像9©TakeShelter - Arte France Cinéma
■「ガール・イン・ザ・スノウ」(英題:The Girl in the Snow)
監督:ルイーズ・エモン
出演:ガラテア・ベルージ、マチュー・ルッチ、サミュエル・キルヒャー、オスカー・ポンス
制作国:フランス 【2025年|98分|フランス】
1899年.雪深い山奥の村に、若い女性エメーが教師として着任する。未開に近い村で、エメーは地元の前時代的な風習に抵抗しながら子どもたちに外の世界を教える一方、自らの欲望の高まりを自覚する。やがて、村の青年が失踪する…。冬の山の苛酷な荘厳さを伝える映像美と、女性への抑圧を想起させるメタファーに富んだ、不可思議な魅力を備えた物語。ルイーズ・エモン監督による長編第1作。
画像10©Cheyenne Federation
■「パーティーズ・オーヴァー!」(英題:The Party's Over!)
監督:アントニー・コルディエ
主演:ローラン・ラフィットエロディ・ブシェーズラムジー・ベディアロール・カラミー、サミ・ウータルバリ、ノエ・アビタ、マヒア・ズルーキ 制作国:フランス 【2025年|95分|フランス】
裕福な家族が豪華な別荘で楽しく休暇を過ごしているが、次第に管理人夫婦との関係がぎくしゃくしていく…。格差社会の強者と弱者が、やがて全面戦争に突入する様子を描くダーク・コメディ。目まぐるしい対決は笑いを誘うと同時に残酷であり、フランス社会の本音と建前が露呈する。絶えず形勢の逆転を試みるキャラクターたちを生き生きと演じる、ローラン・ラフィットロール・カラミーらのスター俳優にも注目。
画像11©HÉLICOTRONC — LES FILMS DU POISSON
■「ワイルド・フォクシーズ」(英題:Wild Foxes)
監督:バレリー・カルノワ
主演:サミュエル・キルヒャー、ファイサル・アナフルー、ジェフ・ジェイコブス
制作国:ベルギー、フランス
【2025年|92分|ベルギー、フランス】
全寮制のスポーツ寄宿校でボクシングを専攻するカミーユは、有望選手だったがケガをきっかけに調子を崩し、チームメイトとの関係も悪化していく。しかしその一方でテコンドー選手の女性と知り合う…。豊かな自然の中でスポーツ競技の光と影、そして青春の挫折と輝きがストレートに描かれる。カルノワ監督による長編デビュー作であり、「監督週間」部門でフランス語の作品に与えられるSACD賞を受賞。
画像12©Les Films du Bal, Chi-Fou-Mi
■「イエス」(英題:Yes) ※12/16 & 12/17の上映に合わせて監督が来日予定
監督:ナダブ・ラピド 出演:アリエル・ブロンズ、エフラット・ドール、ナーマ・プライス
制作国:フランス、イスラエル、キプロス、ドイツ
【2025年|150分|フランス、イスラエル、キプロス、ドイツ】
テルアビブで活動するピアニストの男性が、政府から依頼された仕事を前に苦しみ、妻との関係も悪化していく…。ガザを攻撃し続けるイスラエルに暮らすアーティストの苦悩を描き、躁的な乱痴気騒ぎを始め、過剰に偽悪的で自虐的な描写の果てに、絶望的な罪悪感が溢れ出す。国際的存在のナダウ・ラピド監督の新作は、10.7以降にイスラエルの監督が内面の苦しみと政府批判を世界で発表した稀有な例となっている。
画像13© 2025 PROJECT ALPHA, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
■「ソーリー、ベイビー(原題)」(原題:Sorry, Baby)
監督:エバ・ビクター
出演:エバ・ビクター、ナオミ・アッキールイス・キャンセルミケリー・マコーマックルーカス・ヘッジズジョン・キャロル・リンチ 制作国:アメリカ
【2025年|103分|アメリカ】
アメリカ北東部、ニューイングランドの大学で文学者を志すアグネスが、親友との深い絆を大切にしながら、人生を揺るがす難事に対峙していく物語。暖かくユーモラスな空気と、最悪の事態を迎えるビターな要素が巧みにブレンドされ、省略を効かせた静かな演出とスタイリッシュな映像のセンスが光る。本作が長編第1作となるエヴァ・ヴィクター監督が主演も務めている。サンダンス映画祭脚本賞受賞。
英語字幕付きで上映
英語字幕付きで上映
© 2013 Isao Takahata, Riko Sakaguchi/Studio Ghibli, NDHDMTK
★特別上映
■「かぐや姫の物語」(英題:The Tale of The Princess Kaguya) ※英語字幕版での上映
監督:高畑勲
声の主演:朝倉あき高良健吾地井武男宮本信子高畑淳子田畑智子 ほか
制作国:日本
【2013年|137分|日本】
都のはずれの里山に、働き者の翁と媼が暮らしていた。ある日、竹林を訪れた翁は、光る不思議な竹に気づき、近づくと竹の子の中から小さな可愛らしい女の子が現われた。女の子を連れ帰った翁は自分たちの子として大切に育てる。女の子は村の子どもたちと元気に遊び回るうちに、みるみる美しい娘へと成長する。驚いた翁は娘を姫に相応しい女性に育てるために都へ居を移し、教育を受けさせる。そして「かぐや姫」として都中の評判になるのだった。姫の美しさを聞きつけた5人の求婚者が現われる。姫は彼らに婚姻の条件として難題を課すのだが…。

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