「Dear Stranger ディア・ストレンジャー」台北金馬映画祭閉幕作品に決定 西島秀俊は“焦点映画人”に選出
2025年9月3日 18:00
西島秀俊が主演し、グイ・ルンメイと夫婦役で初共演した「Dear Stranger ディア・ストレンジャー」（9月12日公開）が、11月に台湾で開催される「2025台北金馬映画祭」の閉幕作品に決定した。
日本、台湾、アメリカの合作となる本作は、「宮本から君へ」「ディストラクション・ベイビーズ」で知られる真利子哲也監督がメガホンをとったヒューマンサスペンス。ニューヨークで暮らすアジア人夫婦、賢治とジェーンに突如として起こった“息子の誘拐”という悲劇をきっかけに、崩壊していく夫婦の姿が映し出される。
台北金馬映画祭は、「世界中の映画を通して芸術と文化の相互理解を深める」のテーマのもと毎年数多くの日本作品が選出されており、過去には「EUREKA ユリイカ」「かぐや姫の物語」「64 ロクヨン 前編 後編」「首」などの話題作が上映されてきた。
閉幕作品として上映されることが決定し、西島、ルンメイ、真利子監督が喜びのコメントを寄せた。３人は同映画祭に合わせて現地を訪問し、上映後に行われる観客からのQ＆Aセッションに登壇する。
また、同映画祭のその年最も注目されるべき一人の映画人として、西島が“焦点映画人”に選出されることも決定した。2023年には「PERFECT DAYS」でカンヌ国際映画祭の主演男優賞を受賞した役所広司が選出され、出演作7作品が上映された。今年は西島の特集が組まれ、黒沢清監督との初期コンビ作品「ニンゲン合格」、アミール・ナデリ監督とタッグを組んだ「CUT」、全米映画批評家協会賞と日本映画アカデミー賞の最優秀男優賞をそれぞれ受賞した、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」といった作品が上映される。
西島、ルンメイ、真利子監督のコメントは以下の通り。
このたび、映画「Dear Stranger ディア・ストレンジャー」が、台北金馬映画祭のクロージング作品に選ばれたことを大変嬉しく思っています。グイ・ルンメイさんとこの作品でご一緒できたことは、私にとって忘れられない、素晴らしい経験となりました。
(C)Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
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