「アバター」最新作、V2! 「長ぐつをはいたネコと9つの命」など新作3本登場【全米映画ランキング】
2022年12月28日 17:00

北米映画市場は、クリスマス休暇の週末も比較的低調で、累計興行収入は11月のサンクスギビングの週末の記録を超えず、例年の興収1億ドルの大台を超えることもありませんでした。20世紀スタジオの「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」は、週末3日間の興収ランキングで再び首位に。先週末からの下落率は58%で、週末3日間で興収5600万ドルをあげました。このジェームズ・キャメロン監督(「タイタニック」)によるSF大作は、「史上最も製作費が投下された映画」とも言われています。わずか2週間で、累計興収は2億5300万ドルに達し、2022年の興収ランキングで8位となりました。
2位は、ユニバーサルのアニメ「長ぐつをはいたネコと9つの命」。本作は、ドリームワークスの「シュレック」シリーズに登場する人気キャラクター、“長ぐつをはいたネコ”プスを主人公にしたスピンオフ第2弾。9つあった命が最後のひとつになってしまったプス(CV:アントニオ・バンデラス)が、元婚約者キティ(CV:サルマ・ハエック)らとともに、命を取り戻すために新たな冒険を繰り広げます。ジョエル・クロフォード(「クルードさんちのあたらしい冒険」)が監督を務めました。製作費8000万ドルに対し、週末3日間で興収1130万ドルをあげました。
ソニー・ピクチャーズの伝記映画「ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY」は、3位に初登場。ナオミ・アッキー(「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」)が、美しく力強い歌声で世界を魅了したアメリカの人気歌手ホイットニー・ヒューストンを演じました。製作費4500万ドルに対し、週末3日間で興収530万ドルを記録しました。
オスカー受賞監督のデイミアン・チャゼル(「ラ・ラ・ランド」)によるパラマウントの「バビロン」は、4位にランクイン。1920年代のハリウッドを舞台に、無声映画のスターであるジャック(ブラッド・ピット)、女優志望のネリー(マーゴット・ロビー)、夢を追うマニー(ディエゴ・カルバ)の姿を描いています。ジャスティン・ハーウィッツ(「ラ・ラ・ランド」)が音楽、リヌス・サンドグレン(「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」)が撮影、トム・クロス(「セッション」)が編集を手がけるなど、オスカー受賞者が集結。製作費1億1000万ドルの本作は、週末3日間で興収350万ドルをあげました。
A24の「ザ・ホエール」は、3週目にして7位にランクインし、トップ10入り。ブレンダン・フレイザー(「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」)が、疎遠だった娘との再会を試みる、重度の肥満症で引きこもりの男チャーリー役を務め、ダーレン・アロノフスキー(「ブラック・スワン」)がメガホンをとりました。週末3日間の興収は、92万ドルとなりました。

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