長ぐつをはいたネコと9つの命

劇場公開日:

長ぐつをはいたネコと9つの命

解説

ドリームワークス・アニメーションのヒット作「シュレック」シリーズから誕生した人気キャラクター、「長ぐつをはいたネコ」ことプスを主人公に描く長編劇場アニメの第2弾。

帽子に羽根飾り、マントと長ぐつがトレードマークのお尋ね者の賞金首ネコ、プス。剣を片手に数々の冒険をし、恋もした。ところが、気が付けば9つあった命は残り1つになっていた。急に怖くなり、賞金首でいることをやめて家ネコになることにしたが、プスを狙う敵の襲来を受け、平和な生活はすぐに壊されてしまう。そんな時、どんな願い事もかなうという「願い星」の存在を知ったプスは、再び命のストックを得るため旅に出る。

監督は「トロールズ みんなのハッピーホリデー!」「クルードさんちのあたらしい冒険」のジョエル・クロフォード。プス役の声優をアントニオ・バンデラス、プスの元カノのキティ役の声優をサルマ・ハエックがそれぞれ務めた。日本語吹き替え版のキャストは、プス役の山本耕史、キティ役の土屋アンナほか。第95回アカデミー長編アニメーション賞ノミネート。

2022年製作/104分/G/アメリカ
原題:Puss in Boots: The Last Wish
配給:東宝東和、ギャガ
劇場公開日:2023年3月17日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第95回 アカデミー賞(2023年)

ノミネート

長編アニメーション賞  

第80回 ゴールデングローブ賞(2023年)

ノミネート

最優秀長編アニメーション映画賞  
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映画レビュー

4.5オオカミ役のヴァグネル・モウラ、完璧か。

2023年3月31日
PCから投稿

字幕版で鑑賞。まずは昔ながらの2Dアニメの奔放さを前面に押し出したアニメーション表現の面白さに目が離せなくなる。そして声がいちいち良い。特に本作では超重要キャラであるオオカミを演じたヴァグネル・モウラ。『エリート・スクワッド』二部作や『ナルコス』で知られるブラジル人俳優だが、バンデラス演じる主人公を脅かす凄みと、ただの悪役では終わらない哲学的な深み、そしてもうビジュアルと合わさることで猛烈にカッコいいという三拍子がそろった見事さ。サルマ・ハエック、フローレンス・ピュー、オリヴィア・コールマンと、あまりにも豪華な顔ぶれで安心感も半端ないのだが、比較的知名度低いヴァグネル・モウラの名演にMVPをあげたい。

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村山章

4.0いい動きが堪能できる

2023年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アメリカの3DCGアニメーションは、『スパイダーマン:スパイダーバース』以降、新たな潮流の中にある。絵柄を手描きテイストに、リミテッドな動きも活かしたハイブリッドな作風で、昨年の『バッドガイズ』やこれから公開の『ニンジャ・タートルズ』のアニメーション映画もこういうテイストになるようだ。本作の場合は、アクションシーンでこのリミテッドテイストが取り入れられていて、見せ場がくると絵柄が切り替わるのだが、このメリハリが面白い効果を生んでいる。CGのフルアニメーション的な動きからリミテッド風に切り替わり、スタイリッシュなアクションが炸裂する。気取った猫が主人公なので、そのカッコよさも前作よりも倍増だし、観ていてとても爽快だ。本作はアメリカで予想外の大ヒットになったようだし、この潮流はしばらく続きそうだ。
同時に、日本の手描きアニメにCGが紛れ込んだ時に指摘されがちな、「馴染んでいるのか」問題もあると言えばあるのかもしれない。あまり深く考えずに見ていればいいんだけど、どうして絵柄と動きの質が切り替わるのかと疑問に思う人もいるかもしれない。
とはいえ、3DCGの進化もたんにリアルであることだけではなく、ようやく色々な方向性を模索できるようになってきた。これは良い傾向で、これからどんどん色んなトライが出てくるといい。

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杉本穂高

4.011年の時を経て帰ってきた「シュレック」シリーズのスピンオフ「長ぐつをはいたネコ」の第2弾。作画は一見の価値がある。

2023年3月17日
PCから投稿

本作は、「シュレック」シリーズから誕生した人気キャラクター「長ぐつをはいたネコ」が主人公となる長編劇場アニメの第2弾です。
第1弾は、日本ではちょうど11年前の2012年3月17日に公開されたので、まさに11年ぶりの帰還です。
そして本作も前作と同様にアカデミー賞の長編アニメーション賞にノミネートされています。
吹替版では主役のプスの声優が変わっていましたが、字幕版ではアントニオ・バンデラスが美声を轟かせ続投していました。
物語自体は前作と同様に独立しているので、本作から見始めても問題ないと思います。
タイトルの「9つの命」が象徴しているように、「ネコは9つの命がある」ということわざを上手く使って物語が構成されています。
本作で注目すべきは、アクションシーンの描き方です。
これは、日本のアニメーションにおけるアクションシーンの描き方を探求しCGで表現していると思われます。
日本ではアニメーション映画の人気が高いですが、その現象は世界最先端の技術力に裏打ちされてるものだと実感もできました。

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細野真宏

3.5バトルシーンがめちゃくちゃカッコいい!

2024年4月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

日本のマンガからヒントを得たのか日本人にとって懐かしくもカッコいいバトルシーンでした。
バトルシーンや追跡シーンにアイデア満載で、臨場感があり目が離せませんでした!
また、場面の切り替えも違和感なく画期的でした。
続編物はほとんどの場合、前作より劣りますが、今回は前作を超えました。
特に冒頭の巨人とのバトルシーンは最高です!

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ゆーき