【「柳川」公開記念】チャン・リュル監督作「群山」「福岡」12月23日から限定公開
2022年11月24日 12:00
チャン監督は中国出身で、韓国でも活動。「キムチを売る女」「春の夢」「慶州(キョンジュ) ヒョンとユニ」などが日本で劇場公開されている。今年11月に開催された中国映画の最高峰とされる映画賞である第35回金鶏奨(ゴールデンルースター賞)では、「柳川」が最優秀助演男優賞、最優秀中低予算映画賞を獲得し、さらなる注目を集めている。

2018年に製作された「群山」は、日本では劇場未公開の作品。「殺人の追憶」「王の願い ハングルの始まり」のパク・ヘイル、「オアシス」「自由が丘で」のムン・ソリが出演している。19年の「福岡」は、ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品され、クォン・ヘヒョ、ユン・ジェムン、パク・ソダム、山本由貴が出演した。
「群山」「福岡」は、12月23日から新宿武蔵野館を皮切りに、KBCシネマ、横浜シネマリンほか順次限定上映。「柳川」は、12月16日からKBCシネマで福岡先行公開、12月30日から新宿武蔵野館ほか全国順次公開。

鳴かず飛ばずのアマチュア詩人のユンヨン(パク・ヘイル)は、先輩の元妻ソンヒョン(ムン・ソリ)とあいまいな関係を続けている。ある日、2人は思い付きで、ユンヨンの母の生まれ故郷である小さな港町・群山へ旅に出ることにする。群山で彼らが泊まった民泊の主人(チョン・ジニョン)は、日本の福岡で生まれ育った韓国人で、今は自閉症の娘(パク・ソダム)と暮らしている。彼らは親子に好奇心をそそられ、やがてソンヒョンは主人に、ユンヨンは娘に惹かれていく…。旅から戻ったユンヨンは、保守的な父親、中国朝鮮族のメイド、美しい薬剤師に出会う。彼らと触れ合ううちに、デジャヴの感覚を経験するユンヨン。彼にとって群山の町は、旅の目的地であると同時に、新しい旅の始まりでもあったのだ。
「慶州 ヒョンとユニ」など地方都市を好んで舞台に据え秀作を発表しつづけるチャン・リュル監督が、日本統治時代の面影が色濃く残る韓国の地方都市・群山を舞台に撮影した作品だ。

韓国で古本屋を営むジェムンは、店の常連である不思議な少女・ソダムの誘いで福岡を訪れることに。そこには、大学時代一人の女性を愛したことから仲たがいしたままの親友ヘヒョがいた。20年ぶりに再開する二人の中年男に一人の少女が加わり、福岡の路地をそぞろ歩き会話を重ねる。そのうちに、三人は現実と夢のあわいのような、不思議な体験へと誘われていく。
キャストには、本作の撮影後、アカデミー賞作品賞をはじめ世界の映画史を塗り替えた韓国映画「パラサイト 半地下の家族」で娘のギジョン役を演じた女優パク・ソダムをはじめ、「新感染半島 ファイナル・ステージ」やホン・サンス作品でおなじみの名優クォン・ヘヒョ、「グエムル 漢江の怪物」「母なる証明」などで好演したユン・ジェムンという、いずれも韓国を代表する俳優3人が集結。福岡からは地元を拠点に活動する女優・山本由貴が重要な役で出演している。
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