殺人の追憶

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

「ほえる犬は噛まない」のポン・ジュノ監督の長編第2作で、1980年代後半から6年間で10人の犠牲者を出した実在の未解決連続殺人事件を題材にした社会派サスペンス。軍事政権下にあった当時の韓国の社会状況を背景に、事件を追う2人の刑事の葛藤と行き場のない怒りをリアルかつ緊張感たっぷりに描き、韓国で大ヒットを記録した。

1986年、ソウル近郊の農村で若い女性が何者かに殺害される事件が発生。その後も同様の手口の殺人事件が相次いで発生し、地元警察の刑事パク・トゥマンとソウル市警から派遣された若手刑事ソ・テユンが捜査に乗り出す。性格も捜査方法も正反対の2人は衝突を繰り返しながらも執念で捜査を続け、ついに有力な容疑者が浮かび上がるが……。

パク刑事をソン・ガンホ、ソ刑事をキム・サンギョンが演じた。2003年・第40回大鐘賞で作品賞・監督賞・主演男優賞(ソン・ガンホ)を受賞。

2003年製作/130分/PG12/韓国
原題:Memories of Murder
配給:シネカノン
劇場公開日:2004年3月27日

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映画レビュー

4.0愛の嘲笑

2011年6月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

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しんざん

4.0人間の抱える闇をじっと凝視した傑作

2020年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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牛津厚信

4.0ソン・ガンホが上手すぎる

2024年5月7日
iPhoneアプリから投稿

よくある刑事モノのように事件がスイスイ解決しない、泥臭い緊迫感と生活感。他の国の映画には無い、韓国映画のオリジナリティが発揮された好例。

刑事にはハリウッドっぽい幸運もチャンスも訪れず、次第に追い詰められ無力感に苛まれる・・・終始何ともいえない独特の緊迫感が漂っていてよかったです。

オチの物足りなさを指摘する人が多いようですが、それも含めて、独特の演出は味わう価値があるかと。
ソン・ガンホが輝いている。とても良かった。

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Yuk

4.0秀逸作品

2024年4月22日
スマートフォンから投稿

2000年前後に多く作られたサスペンス作品の中で頭一つ抜きでた作品。ポンジュノ監督ならではの発色を抑えた画面とところどころ見せるユーモアが効いている。製作時未解決事件であったが義妹を殺害した李受刑者のDNAが一致し10件中9件に手を下したと自供する。(一件は模倣犯)しかし全ての事件が時効となっている為立憲出来ず。このような事実を含め法律の矛盾をも考えさせる秀逸の作品。

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t.ao