「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、この声優は誰!? マーティ&ドクら一挙紹介!
2022年7月9日 21:00
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SF映画の金字塔「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3部作が、フジテレビ系の「土曜プレミアム」で3週連続放送されています。7月2日に原点となるPart1、同9日に未来が舞台のPart2、同17日に西武時代が舞台のPart3がそれぞれ放送です。
鑑賞していて気になるのは、主人公マーティや、科学者ドクらの日本語吹き替え声優。本シリーズは多数の吹き替え版が製作されており、それぞれに声優が異なるんです(これが結構、奥が深い)。
では今回(2022年7月)の土曜プレミアムでは誰が演じているのでしょうか? 本記事では、山寺宏一さんや青野武さんらが参加した主な声優陣を一挙にご紹介します。
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スティーブン・スピルバーグが製作総指揮、ロバート・ゼメキスが監督を務めた、世代を超え人々を魅了する世界的大ヒットシリーズ。高校生のマーティ(マイケル・J・フォックス)と友人の科学者エメット・ブラウン(通称ドク/クリストファー・ロイド)が、タイムマシン・デロリアンに乗り時空を超えて冒険するさまを描いた。
3部作を通じてメインとなるのは、主人公マーティと、その友人である科学者ドク。今回の土曜プレミアムは“ソフト版”(DVDなどに収録)であることがポイントです。
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過去・現在・未来と、壮大なタイムトラベルの大冒険へ出る主人公。ロックとペプシとスケートボードが好きな“イマドキの若者”で、思いやりも勇気もある好青年ですが、ちょっぴりお調子者でキレやすいのが玉にキズ。彼が物語を通じてどう変化していくかも見どころです。
土曜プレミアム放送でマーティの声を担当したのは、「七色の声を持つ男」との異名を持つ山寺宏一さん。「新世紀エヴァンゲリオン」の加持リョウジなどの二枚目キャラから、「アラジン」のジーニーなどコミカルな役、「アンパンマン」のチーズなど「え、この役も山寺さんなの!?」と驚くようなキャラまで、神業的技術で演じ分けています。
もはや「彼の声を聞いたことがない人はいない」レベルなのでは? 洋画の日本語吹替えで、エディ・マーフィやジム・キャリー、ウィル・スミス、トム・ハンクスら多数のスターに声をあてていました。実写作品の俳優や、タレント、ナレーター、ラジオDJなどマルチに活躍しており、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」にも出演していました。
ちなみに、マーティ役はテレビ朝日版&日本テレビ版は三ツ矢雄二さん、フジテレビ版は織田裕二さん、BSジャパン版は宮川一朗太さんが担当しています。
※フジテレビ版はPart1のみ、日本テレビ版はPart3のみ
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周囲からはやや変人扱いされる科学者ドクは、マーティの年の離れた“無二の親友”。主人公の少年が成長し、変化していく作品はたくさんありますが、マーティと同様に老齢に差し掛かったドクも変化していく点が、本シリーズのすごいところだと言えます。
ドクの声を演じたのは、青野武さん。「ちびまる子ちゃん」のおじいちゃん(さくら友蔵)役や、「ONE PIECE」のミホーク役など、偉大な悪役から好々爺まで幅広く担当。その特徴的なバリトンボイスで人気を博しました。
テレビ朝日版では穂積隆信さん、日本テレビ版は磯部勉さん、フジテレビ版は三宅裕司さん、BSジャパン版は山寺宏一さん(!)が担当しています。
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マーティの母。Part1~3に登場しますが、主にPart1で活躍します。
演じた佐々木優子さんは、「ちびまる子ちゃん」のおばあちゃん(さくらこたけ)役で知られています。ドクとロレーン、友蔵とこたけの共演。
マーティの父。ロレーンと同じくPart1~3に登場しますが、主にPart1で活躍します。
Part1~2の声は、「ちびまる子ちゃん」の初代さくら友蔵役や「宇宙戦艦ヤマト」の古代進役などで人気を博した富山敬さんが担当(ドクとジョージ、ダブル友蔵)。Part3では、「アルマゲドン」「ランボー」「スター・ウォーズ」シリーズなどの吹き替えで知られる小室正幸さんが演じています。
なおPart1はクリスピン・グローバーさん、Part2~3はジェフリー・ウェイスマンと、演じる俳優が異なります。2作目に際してグローバーさんが降板しましたが、その理由は彼が「他の役に挑戦したかったから」とも、「出演料が納得できなかったから」とも言われています。
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本シリーズの悪役。現在、過去、未来のそれぞれで、マーティやその家族をいびったり、仕返し(肥やしまみれ)を受けたりします。
担当したのは、洋画の吹き替えで活躍した谷口節さん。本作の他には、ダスティン・ホフマン、トミー・リー・ジョーンズ、リーアム・ニーソンらの声を多く演じています。
本シリーズのヒロインで、マーティのガールフレンド。声を担当したのは、「美少女戦士セーラームーン」のセーラーネプチューン役や、「NARUTO -ナルト-」の綱手役などの勝生真沙子さんです。
なお、Part1ではクローディア・ウェルズさん、Part2~3ではエリザベス・シューさんが演じています(Part1の後、ウェルズさんが母親の看病で降板したため)。
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1880年代にタイムスリップしてきたドクと、恋に落ちる女性。クララの存在が、本シリーズのテーマを一層深いものへと導いていきます。
吹き替えを担当したのは、「アルプスの少女ハイジ」のクララ役や、「エイリアン3」のリプリー役、「ターミネーター2」のサラ・コナー役で知られる吉田理保子さんです。
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ドクの発明したタイムマシンで、1985年から1955年にタイムスリップしたマーティは、そこで自分の両親になるはずのロレーン(リー・トンプソン)とジョージ(クリスピン・グローバー)に出会う。しかし、内気なジョージは彼女に告白できないまま、乱暴者のビフ(トーマス・F・ウィルソン)にこき使われる毎日。しかも、ロレーンがマーティに恋心を抱き、マーティは事態を収拾しようと、1955年のドクと協力する。
無事に1985年の現代に戻ってきたマーティは、2015年から帰ってきたドクに、未来の息子がトラブルに遭っていることを告げられ、将来の妻になる恋人ジェニファー(エリザベス・シュー)を連れ、3人で未来へ向かう。しかし、老いたビフにタイムマシンを盗まれたことで、1985年のヒル・バレーは、ビフが牛耳る荒廃した街へと変ぼう。マーティとビフは、街を元の姿に戻そうと、時空を超えて冒険を繰り広げる。
落雷でドクが1885年にタイムスリップし、1955年に取り残され、途方に暮れるマーティ。さらには、ドクが1885年にビフの祖先ビュフォード・タンネンに殺されることが明らかになる。マーティはドクが隠したタイムマシンを見つけて、西部開拓時代に急行。ふたりは無事再会を果たし、一緒に現代へ帰ろうとするが、偶然命を救った女教師クララ(メアリー・スティーンバージェン)に、ドクが一目惚れしてしまう。
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