【全米映画ランキング】「ミラベルと魔法だらけの家」がV 「ハウス・オブ・グッチ」は3位デビュー
2021年12月1日 10:00

サンクスギビングを迎えた全米ボックスオフィス。3本の新作がランクインした先週は、ディズニーの新作ミュージカルアニメ「ミラベルと魔法だらけの家」が週末3日間で約2700万ドル、公開から5日間の累計では約4030万ドルのオープニング興収をあげ、首位デビューを飾った。
サンクスギビング興行における約2700万ドルという週末3日間のOP興収は、コロナ・パンデミック以前の過去5年の首位作品「ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション」(15年/約5200万ドル)、「モアナと伝説の海」(16年/約5660万ドル)、「リメンバー・ミー」(17年/約5080万ドル)、「シュガー・ラッシュ オンライン」(18年/約5620万ドル)、「アナと雪の女王2」(19年/約8600万ドル)と比べるとだいぶ見劣りするが、コロナ禍のさなかだった昨年の「クルードさんちのあたらしい冒険」のOP興収約925万ドルと比べるとかなり持ち直した印象だ。
同作は1937年公開の「白雪姫」から数えて60作目となるディズニーの長編アニメ映画。南米コロンビアの奥地に佇む魔法に包まれた不思議な家を舞台に、家族の中で唯一魔法が使えない普通の少女ミラベルの活躍が描かれる。楽曲はミュージカル「イン・ザ・ハイツ」「ハミルトン」などでグラミー賞を受賞したリン=マニュエル・ミランダが手がけ、「ズートピア」のバイロン・ハワードとジャレッド・ブッシュが監督した。
前週首位だった「ゴーストバスターズ アフターライフ」は約2450万ドルの興収で2位に。10日間の累計を約8780万ドルとしている。
約1420万ドルのOP興収で3位デビューとなったのは、人気ファッションブランド「グッチ」の創業者一族の間で実際に起きた殺人事件をベースにした犯罪ドラマ「ハウス・オブ・グッチ」。リドリー・スコット監督の下、レディー・ガガ、アダム・ドライバー、アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズ、ジャレッド・レト、サルマ・ハエックら豪華スターが集結した今年最大の話題作の一つだったが、特大のヒットとはならなかった。
マーベル・スタジオの「エターナルズ」は約790万ドルの興収で4位。累計は1億5000万ドルを突破した。
初登場5位には同名人気ゲームを新たに映画化した「バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」がランクイン。巨大複合企業アンブレラ社の本拠地があるアメリカ中西部の架空の工業都市を舞台に、ゲームの原点となる事件とサバイバル戦が描かれる。出演はカヤ・スコデラーリオ、ハナ・ジョン=カーメン、ロビー・アメル、ニール・マクドノー、ドナル・ローグ。監督・脚本はパニックスリラー「海底47m」シリーズのヨハネス・ロバーツ。
その他圏外13位にはポール・トーマス・アンダーソン監督の新作「Licorice Pizza」が登場。ニューヨーク、ロサンゼルス4館限定公開ながら約35万ドルの興収をあげ、1館あたりのアベレージではパンデミック後最高の8万6300ドルを記録するヒットとなっている。アンダーソン監督の出世作「ブギーナイツ」と同じく1970年代のカリフォルニア州サンフェルナンド・バレーを舞台にしたR指定青春映画で、故フィリップ・シーモア・ホフマン氏の息子クーパー・ホフマンにアラナ・ハイム、ブラッドリー・クーパー、ショーン・ペンらが出演。前週限定公開されたホアキン・フェニックス主演、マイク・ミルズ監督のロードムービー「C'mon C'mon」と同様に本年度の賞レースで注目を集めている。
今週末は、リリー=ローズ・デップ主演のドラマ「Wolf」などが公開される。
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