「MOTHER マザー」だけじゃない! 世界の“毒母”映画8本
2020年6月18日 12:00

[映画.com ニュース] 実際に起きた“少年による祖父母殺害事件”に着想を得た映画「MOTHER マザー」が、7月3日から公開される。主演の長澤まさみが、社会の闇へ堕ちていく母親役に挑戦している本作にちなみ、“毒母”の登場する作品を紹介する。

毒母とは、暴力・暴言で子どもを追い詰め、ネグレクト(育児放棄)、または過干渉などによって子どもに悪影響を及ぼす母親のこと。「MOTHER マザー」では長澤が扮した秋子がそれにあたり、メガホンをとった大森立嗣監督は「親子関係というものは、表面化しづらい部分がある一方で、非常に強い理想的イメージが付されている。だからこそそれとは違う、一般的には許容しにくい親子の姿もあって、それでも彼らが生きていかなきゃいけないという感覚は、撮っていて一番強く意識したことでした」と語っている。

アメリカ人のフィギュアスケート女子選手として初めてトリプルアクセルに成功し、1992年アルベールビル、94年リレハンメルと2度の冬季五輪にも出場したトーニャ・ハーディングのスキャンダラスな半生を、「スーサイド・スクワッド」のハーレイ・クイン役で一躍世界的にブレイクしたマーゴット・ロビー主演で描いたドラマ。トーニャの母を演じたアリソン・ジャネイは、第90回アカデミー賞の助演女優賞を受賞。幼少時からトーニャを精神的に支配し、娘を有名人にして稼ぐという典型的な毒母の姿が映し出している。
是枝裕和監督がメガホンをとり、12歳の長男役を演じた柳楽優弥が第57回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した。父親が異なる4人の兄妹と母の母子家庭。アパートを追い出されないために、父が海外赴任中で母と息子の2人暮らしだと偽って暮らす彼らは、そのため学校にも通ったことがない。新たな恋人ができた母親は、兄妹に20万円を残して失踪、子どもたちは自分たちで暮らしていこうとする。

母親が娘のヌードを撮影して物議をかもした1977年の写真集「エヴァ」の被写体で、モデル・女優として知られるエバ・イオネスコが、写真集の発表から34年を経て自身の実話を映画化した。少女ヴィオレッタが母の愛を得るために身体を差し出すさまが哀しさを誘う。
ナタリー・ポートマン、ミラ・クニス共演の心理スリラー。ニューヨークのバレエ団に所属するニナ(ポートマン)は、元バレリーナの母とともに、その人生のすべてをダンスに注ぎ込むように生きていた。そんなニナに「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが巡ってくるが、新人ダンサーのリリー(クニス)が現れ、ニナのライバルとなる。自分の夢を娘に託し、過剰なほどの愛情を注ぐ母と娘の異常な関係が描かれる。

1976年にブライアン・デ・パルマ監督、シシー・スペイセク主演で映画化されたスティーブン・キングの同名小説を、クロエ・モレッツ主演で再映画化。超能力を秘めた内気な少女キャリーが引き起こす惨劇を描く。「アリスのままで」などで知られるジュリアン・ムーアがキャリーを厳しく監視する母に扮し、強烈なインパクトを残している。
1987年のニューヨーク・ハーレムで、両親の虐待を受けながら希望のない日々を生きる少女プレシャス。レイン先生に読み書きを習い、つたない文章で自分の心情を綴り始めたプレシャスは、ひたむきに人生の希望を見出していく。嫉妬深い母親の束縛から逃れ、自分の力で歩きだそうと決意するプレシャスの姿が感動を呼ぶ。

母を亡くした7歳の姪っ子メアリーと、その叔父の独身男フランクが、片目の愛猫フレッドや周囲の人々に支えられながら家族の絆を紡いでいく。飛び抜けた数学の才能を持つメアリーの教育方針をめぐり、特別扱いせず育てたいフランクは、メアリーに英才教育を施そうとする自身の母親と対立し、法廷で争うことになる。
(C)2020「MOTHER」製作委員会
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