キャリー
劇場公開日 2013年11月8日
解説
1976年にブライアン・デ・パルマ監督、シシー・スペイセク主演で映画化されたスティーブン・キングの同名小説を、クロエ・モレッツ主演で再映画化。超能力を秘めた内気な少女キャリーが引き起こす惨劇を描くサイコサスペンスで、「ボーイズ・ドント・クライ」のキンバリー・ピアース監督がメガホンをとった。地味で冴えない高校生のキャリーは、学校では笑い者にされ、家では狂信的な母親に厳しく監視され、孤独で鬱屈した日々を送っていた。やがて、学校の人気者トミーとプロムパーティに参加することになり、母親の反対を押し切ってパーティにでかけたキャリーだったが……。
2013年製作/100分/PG12/アメリカ
原題:Carrie
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
オフィシャルサイト スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2021年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
原作を読んだこともないし、オリジナル版の「キャリー」を見たこともない。と、言うよりは「ネタバレしちゃってたから見る気を無くした」のが正解だ。
デ・パルマがいかに巨匠であろうが、キングがどれだけの文豪であろうが、映画のトリックをばらされたら価値を無くす。いや、無くなる程度の映画でしかない。ほかに見るべき演技も、ショットも、ピクチャーも無く、耳を貸すべきセリフも音楽も聞こえてこない。
ひとつのイベントに過ぎない。
さて、この映画、見たいポイントははいくつかあった。
・クロエ・モレッツの成長期と、キャラクターの親和性
・ジュリアン・ムーアのサイコパス演技
・アンセル・エルゴートのプロムキングぶり
・その他、スターの卵たちがここから羽ばたいていくであろう通過点
「X-MEN」シリーズにおいて、自らに宿るサイキック能力に戸惑うティーンの姿はさんざん描きつくされてきた感がある。今さら何を?クロエを使って?
そう思って見ていたが、体を吊り上げているワイヤーが、まるで見えているかのようなひどい映像であった。ますます、オリジナル版の「キャリー」が遠ざかっていったのは間違いない。見る意義を無くした。
2018.10.12
食べるわけでもなく映画のワンシーンのために豚を殺すな
2021年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD
■感想
・冒頭の、狂気に満ちたママ(ジュリアン・ムーア)のベッド上での姿。
ー 全体に言えるのだけれど、ママの狂気の背景をもう少し、キチンと描いて欲しかったなあ・・。ー
◆プラムシーンまでは、”ホラー”というより、”青春ムービー”に近い。
ー スティーブン・キング原作にある程度、忠実に描いている。ー
・キャリー(クロエ・グレース・モレッツ)は、イケメン人気者もトミーを演じたアンセル・エルゴートにプラムに誘われ・・。
一方、お金持ち我儘娘クリスは、今までキャリーを苛めていたスーを始めとした友人達の止める言葉も聞かずに・・。
ー 激しい怒りのために、超能力全開で、クリスとビリーの乗る車を超能力で止め、天誅を下すシーンは、スカッとする。ー
<最後は、”アッシャー家の崩壊”の態で、崩れ落ちるキャリー家。
だが、キャリーの墓に備えられた”白い薔薇”が映された後、墓に罅が入り・・。
クロエ・グレース・モレッツって、出演する作品傾向が、全体的にダークなんだよなあ・・。(除く:キック・アスシリーズ)
「モールス」も、「彼女が目覚めるその日まで」も、「グレタ」も、「サスペリア」も・・。
本人の嗜好なのであろうか・・。>
すべての映画レビューを見る(全113件)