ヴィオレッタ
劇場公開日 2014年5月10日
解説
母親が娘のヌードを撮影して物議をかもした1977年の写真集「エヴァ」の被写体で、モデル・女優として知られるエバ・イオネスコが、写真集の発表から34年を経て写真家の母イリナとの実話を映画化したドラマ。写真家の母アンナは多忙でめったに家に帰らず、娘のヴィオレッタは祖母に育てられながら、母の帰りを待つ日々を送っていた。そんなある日、突然帰ってきたアンナは、ヴィオレッタを写真のモデルに誘い、母に気に入られたいヴィオレッタはモデルになることを決意する。しかし、アンナの要求は次第にエスカレートし、大胆なポーズを要求される。母アンナ役はフランスの名優イザベル・ユペール。撮影当時10歳だった新人アナマリア・バルトロメイが、大人の色香と退廃的なムードを漂わせていく少女ヴィオレッタを演じた。
2011年製作/105分/R15+/フランス
原題:My Little Princess
配給:アンプラグド
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2021年6月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ある少女が写真家の母親から被写体になるように頼まれ、次第にエスカレートしてヌードを撮ってしまう話。
芸術を盾に自分の自己顕示欲とお金を満たすため我が子を食い物にする親。
「自分のことを分かってくれない」と口にする人は、自分以外の人のことを分ろうとしていないかもしれない。
それが我が子であっても。
感情を全て捨てて欲しい。
それから見てほしい。美しい映像としての芸術作品。
美しすぎる。ヴィオレッタが常に美しい。
ヴィオレッタがなにもかもが完璧
美しすぎる完璧すぎるから精神が不安定な時こそさらに魅力を感じてしまう。可哀想だからこそ美しい。
映画と言うより芸術的な動く画集を見ているよう
でも芸術がヴィオレッタには不潔なものに見えてしまうから芸術は1人で完成させるべき。芸術は自分の欲を発散したいオナニーとおなじ
ヴィオレッタを特別に美しくしようとする母親はいいと思うが愛がないのが致命的だった。ヴィオレッタの美しさを愛していた母親。
可哀想でしかなかった。
母親から本当の意味で愛されていない
娘が嫌いな母親などいないと作中で言っていたがそういう言葉もヴィオレッタを傷つけていた。
2018年10月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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Twitterで作品を知り、ようやくDVDを借りてきたので鑑賞。
ヴィオレッタの美しさに隙がなく、ため息をついてしまった。幼いのにあんなに綺麗、、。少女の危うさとは人を狂わせるなと。危険を感じた。
監督の自伝的映画であると知っていたので、
こんな辛いことがあったけれど、それでも私はお母さんに愛されていたんだと伝えたいのかと思っていたけれど、とんでもなかったですね。
この監督はすごい。
きっと彼女はまだ母親を許していないし、
この出来事をふっきれていない。
それでもこれを作品に昇華し公開していて、
しかも内容はよくあるひとりよがりのオナニー作品でなく、見るものに考えさせる深みがある。
この作品に出会えてよかったです。
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