ルームロンダリング

劇場公開日:

ルームロンダリング

解説

池田エライザが訳あり物件を浄化するオカルト女子を演じたファンタジー。新たな映像クリエイターの発掘を目的としたコンペティション「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM2015」で準グランプリに輝いたオリジナルストーリーを映画化。18歳で天涯孤独の身となってしまった八雲御子。そんな御子の前に叔父の雷土悟郎が現れ、住む場所とアルバイトを用意してくれることになった。そのアルバイトとは訳あり物件に住み、部屋の履歴を帳消しにする「ルームロンダリング」という仕事だった。このアルバイトを始めたことで、幽霊が見えるようになった御子は、幽霊と奇妙な共同生活を送り、彼らのお悩み解決に奔走させられる。そんな中で御子は失踪した母親と再会を果たすが……。池田が主人公の御子役を、オダギリジョーが叔父の悟朗役を演じるほか、伊藤健太郎、渋川清彦、光宗薫らが出演。片桐健滋と梅本竜矢のオリジナル脚本を、片桐が初長編監督作としてメガホンをとった。

2018年製作/109分/G/日本
配給:ファントム・フィルム
劇場公開日:2018年7月7日

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(C)2018「ルームロンダリング」製作委員会

映画レビュー

3.0設定は楽しいし才能を感じる。ただ、もうひとつだけ壁を打破してくれれば。

2018年7月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

幸せ

マネーロンダリングなら聞いたことがあるが、こちらはルームロンダリング。その言葉に触れた瞬間に、本作の光景が脳裏にすっと広がっていくのがすごいところだ。この世に住んでいる以上、住居、それも事故物件について考えたことのない人なんていないと思うので。

ならばこの映画は一体どんな色彩やテイストで「物件ドラマ」を描いていくのか。『シックス・センス』プラス『アメリ』といってしまえばそれまでだが、しかしその組み合わせも決して悪くはない。色彩もポップで愛らしいし、同居人たちもなんだか愉快だ。オダギリの飄々とした役柄も最後まで飽きさせない。

残念なのはそのようにして巧みに立ち上げた設定を、劇中でもう一味、効果的に展開させられなかったこと。中盤以降は空気の対流が止まってしまって、見ている側もどうしても「待ち」の姿勢になってしまう。この確かな才能ある監督が、次回作はもう一つ壁を打破して、孵化することを願う。

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牛津厚信

3.0細部を詰めないとウソはウソくさいまま

2024年7月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主役の女の子の存在感と、不思議な設定、心霊を扱いながらコミカルにまとめるというテイストが、うまくはまった映画だと思う。きっとうけつけない人はクソミソにけなすだろうけど、私は好き。好きだから、不満もいっぱいある。

見どころは、やっぱり池田エライザの醸す空気感だろう。彼女の存在無くして、この映画は完成しなかったんじゃなかろうか。幽霊が見えるという能力を、霊能力みたいな特別なちからに設定しないで、人よりちょっと眼がいいくらいのことに描いてある。

ただ、見ているうちに「どうして、この子は行動しないんだろう?」というもどかしさを感じてしまう。そう、この映画、ねちっこく静かで、テンポが悪い。生い立ちと特殊能力の説明で時間が過ぎていく。なぜ、彼女がワケあり物件に住み続けるのか、そこのところが全然見えない。てっきり、『ルームロンダリング』というタイトルからして、霊と向き合って成仏させるちからをコミカルに展開するものとばかり期待していた。

ぎゅっと縮めたら、90分以内に収まっただろうと思えるシーンがたくさんある。小手先の特殊効果を施している余裕があったら、もう少し細部を詰めてほしかった。いちばんダメだったのは、TKOの木下さん。まず警官に見えないうえに、行動がおかしいところだらけで、悪目立ちする。強く印象付けたかったのなら、他の俳優さんでもよかっただろうに、すごくもったいないキャスティングだ。

オダギリジョーは、相変わらず不思議な大人を「味」で表現している。こんな人物、絶対に身の回りにいるわけないのだが、彼ならあってもおかしくないかなと思わせてしまう。『湯を沸かすほどの熱い愛』の時も『重版出来!』の時も、妙な説得力を感じさせる。お母さん役のつみきみほ、雰囲気のあるいい女優さんだと思う。齢のとり方がすごくいい。

全体的に、俳優さんたちの頑張りのおかげで出来が良くなったが、脚本段階のおかしな行動原理が納得できないままだったと思う。

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うそつきかもめ

3.0盛り上がりが少ない

2023年3月17日
スマートフォンから投稿
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ザック

5.0みえるものとみえないもの

2023年3月15日
iPhoneアプリから投稿

ジャンルがコメディになっていたので、軽い気持ちで観たのですが、とても良い話でした。

死ぬことについて、現世に残ることについて、みえるひとについて、ポップな感じで良かった。

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トロイメライ