【コミコン2019】米マーベルが2020・21年ラインナップを発表
2019年7月23日 11:00
[映画.com ニュース] 米サンディエゴで行われた世界最大級のポップカルチャーイベント「サンディエゴ・コミコン・インターナショナル」で、マーベル・スタジオが2020年と21年のラインナップを一挙に発表した。
マーベル・スタジオは、「アベンジャーズ エンドゲーム」「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」をもって、「フェーズ3」と呼ばれる第3段階が終了したばかり。「フェーズ4」は新たなスタートと説明するマーベル・スタジオのケビン・ファイギ社長は、新作「エターナルズ(原題)」を発表した。同作は、ジャック・カービーが1976年に発表したコミックと、それに続くシリーズを原作とした初の実写映画で、「エターナルズ」と呼ばれる超人種族を主人公にした意欲作だ。壇上にはアンジェリーナ・ジョリーをはじめ、サルマ・ハエック、リチャード・マッデン、クメイル・ナンジアニ、マ・ドンソクといった豪華キャストが登場し、会場を熱狂の渦に巻き込んだ。監督は中国出身のクロエ・ジャオで、20年11月6日に全米で公開される。
次に紹介されたのは、マーベル初のアジア系スーパーヒーローを描く「Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings(原題)」。カンフーの達人である主人公シャン・チー役には、中国系カナダ俳優のシム・リウが抜てきされた。「クレイジー・リッチ!」や「オーシャンズ8」でブレイクしたオークワフィナのほか、「インファナル・アフェア」シリーズのトニー・レオンが悪役ザ・マンダリンを演じる。監督は「ショート・ターム」「ガラスの城の約束」のデスティン・ダニエル・クレットンで、21年2月21日全米公開。
「ドクター・ストレンジ」の続編「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)」が21年5月7日に全米公開される。前作に続きメガホンをとるスコット・デリクソン監督によれば「MCU史上最初のホラー映画」になるという。また、エリザベス・オルセン演じるスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフが物語に絡んでくるようだ。
また、タイカ・ワイティティ監督の参加が伝えられた「マイティ・ソー」シリーズ第4弾も正式に発表された。タイトルは「マイティ・ソー ラブ・アンド・サンダー(原題)」で、クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、テッサ・トンプソンが続投。ポートマン演じるジェーンが「ソー」を継承する展開になるといい、壇上ではワイティティ監督からポートマンにムジョルニアが手渡されるパフォーマンスが行われた。全米公開は21年11月5日。
スカーレット・ヨハンソン演じる人気キャラクターを主人公にした初の単独映画「ブラック・ウィドウ(原題)」(20年5月1日全米公開)には、レイチェル・ワイズ、デビッド・ハーバー、フローレンス・ピュー、O・T・ファグベンルら演技派が共演に名を連ねている。「さよなら、アドルフ」「ベルリン・シンドローム」のケイト・ショートランド監督がメガホンをとる。
さらに、サプライズとして「グリーンブック」で2度目のアカデミー賞助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリが登壇。リブート版「ブレイド」の主演を務めることが発表された。ブレイドは人間とバンパイアの血を継ぐバンパイアハンターで、ニューライン・シネマがウエズリー・スナイプス主演で3本製作。マーベルは13年に「ブレイド」と「ゴーストライダー」の権利を取り戻しており、今回いよいよ自社で取り組むことになった。監督や公開時期については明らかにされていない。
なお、今回のプレゼンテーションでは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3(仮題)」(ジェームズ・ガン監督)や「ブラックパンサー2(仮題)」(ライアン・クーグラー監督)の発表はなかった。
PR
©2024 Disney and its related entities
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
十一人の賊軍
【本音レビュー】嘘があふれる世界で、本作はただリアルを突きつける。偽物はいらない。本物を観ろ。
提供:東映
知らないと損!映画料金が500円になる“裏ワザ”
【仰天】「2000円は高い」という、あなただけに教えます…期間限定の最強キャンペーンに急いで!
提供:KDDI
グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
【人生最高の映画は?】彼らは即答する、「グラディエーター」だと…最新作に「今年ベスト」究極の絶賛
提供:東和ピクチャーズ
ヴェノム ザ・ラストダンス
【エグいくらい泣いた】「ハリポタ死の秘宝」「アベンジャーズ エンドゲーム」ばりの“最高の最終章”
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
予告編だけでめちゃくちゃ面白そう
見たことも聞いたこともない物語! 私たちの「コレ観たかった」全部入り“新傑作”誕生か!?
提供:ワーナー・ブラザース映画
八犬伝
【90%の観客が「想像超えた面白さ」と回答】「ゴジラ-1.0」監督も心酔した“前代未聞”の渾身作
提供:キノフィルムズ
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
死刑囚の告発をもとに、雑誌ジャーナリストが未解決の殺人事件を暴いていく過程をつづったベストセラーノンフィクション「凶悪 ある死刑囚の告発」(新潮45編集部編)を映画化。取材のため東京拘置所でヤクザの死刑囚・須藤と面会した雑誌ジャーナリストの藤井は、須藤が死刑判決を受けた事件のほかに、3つの殺人に関与しており、そのすべてに「先生」と呼ばれる首謀者がいるという告白を受ける。須藤は「先生」がのうのうと生きていることが許せず、藤井に「先生」の存在を記事にして世に暴くよう依頼。藤井が調査を進めると、やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていく。ジャーナリストとしての使命感と狂気の間で揺れ動く藤井役を山田孝之、死刑囚・須藤をピエール瀧が演じ、「先生」役でリリー・フランキーが初の悪役に挑む。故・若松孝二監督に師事した白石和彌がメガホンをとった。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。