映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

フランス映画「アマンダ」のTIFFグランプリに異論なし! B・メンドーサ審査委員長らが明言

2018年11月2日 22:00

リンクをコピーしました。
毎日約3本を見る日程を振り返った審査員たち
毎日約3本を見る日程を振り返った審査員たち

[映画.com ニュース] 第31回東京国際映画祭のアウォード・セレモニーが11月2日、東京・六本木のEXシアターで行われ、フランスのミカエル・アース監督作「アマンダ(原題)」が最高賞の東京グランプリ、最優秀脚本賞 Presented by WOWOWを戴冠。セレモニー終了後、コンペティション部門の審査委員長を務めたブリランテ・メンドーサ(フィリピン/監督)をはじめ、審査員のブライアン・バーク(米/プロデューサー)、タラネ・アリドゥスティ(イラン/女優)、スタンリー・クワン(香港/監督・プロデューサー)、南果歩(女優)が会見した。

コンペティション部門全16作品の審査を終えたメンドーサ委員長は「まずは審査員の皆さんに心からお礼を申し上げます。お疲れ様でした。ともに素晴らしい時間を過ごせました。今回の結果に対して非常に満足しています。(受賞作を)決めるなかで特にもめることもなかった」と充実感をにじませた。一方、クワン監督は「ここにいる5人が作品を選定するなかで、共通の認識を持てていたことをとても嬉しく思います」と振り返っていた。

国際映画祭の審査員を初めて経験した南は「素晴らしいフィルムメーカーと同じ時間を共有でき、1つの映画について愛情を持ちながら語り合えたということは、私の今後のキャリアにおいても大きなポイントになった」と心境を吐露。「映画は人の手によって作るものですが、人の目や感性によって、賞を選ぶ難しさを実感しました。でも、結局は“人の心に訴えかけるものが映画である”ということを、いち審査員、いち観客、現場に身を置くいち俳優として感じました。この映画祭を通じて、早く映画の現場に身を置きたいなという気持ちが募っています」と語っていた。

選考の過程を問われたメンドーサ委員長は「毎日およそ3本鑑賞するスケジュール。議論は形式的に話すのではなく、作品を見た後に『何が良かったのか』という点を話し合い、16本を鑑賞し終えた段階で、一番優れていると思うものを、5、6本選びました」と説明。「アマンダ(原題)」の東京グランプリ受賞の決め手については、バーク氏が「演技、脚本、演出のどれもが素晴らしかった。特に細部の描写が力強い作品で、全ての要素が上手くまとまっていました。ラストの結末には感動させられましたし、全員一致で最高の作品だという結論に至りました」と補足していた。

ヨーロッパ作品が主要賞を席巻したという事実について、アリドゥスティは「そのことに関する会話はもちろんありました。ここはアジアですし、たくさんのアジアの作品が出品されている。ですが、私たちが約束したのは、どこの国の作品を鑑賞するのか、どこの国の映画祭に参加しているのか、その全てを忘れて純粋に映画を見るということ」と作品のシノプシス、メガホンをとった監督の性別といった情報を排して“まっさらな状態”で選定に臨んだことを告白。「私たちとは異なる5名の方が審査員を務めていたら、全く別の結果になっていたかもしれません。ですが、今回は私たちの意見が一致し、このような結果となりました」と誰からも異論のないアンサーとなったようだ。

会見には、日本映画スプラッシュ部門「鈴木家の嘘」(作品賞)の野尻克己監督、「」(監督賞)の武正晴監督、「メランコリック」(監督賞)の田中征爾監督、アジアの未来部門「はじめての別れ」(作品賞)のリナ・ワン監督、「武術の孤児」(国際交流基金アジアセンター特別賞)のホアン・ホアン監督、コンペティション部門「半世界」(観客賞)の阪本順治監督、「ホワイト・クロウ(原題)」(最優秀芸術貢献賞)のプロデューサーであるガブリエル・タナ、「堕ちた希望」(最優秀監督賞&最優秀女優賞)のエドアルド・デ・アンジェリス監督、「氷の季節」(審査員特別賞&最優秀男優賞)のマイケル・ノアー監督、プロデューサーのマティルダ・アッペリンとルネ・エズラも出席した。

第31回東京国際映画祭は、11月3日まで開催。

フォトギャラリー

ミカエル・アース の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

大量殺戮の容疑者は、妻と4人の部下の注目特集 注目特集

大量殺戮の容疑者は、妻と4人の部下 NEW

【ネタバレ厳禁の超一級サスペンス】全感覚を研ぎ澄ませろ――スパイによる究極のスパイ狩り

提供:パルコ

レッド・ツェッペリン ビカミングの注目特集 注目特集

レッド・ツェッペリン ビカミング NEW

【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!

提供:ポニーキャニオン

“地球で最も危険な仕事”を知ってる?の注目特集 注目特集

“地球で最も危険な仕事”を知ってる? NEW

【驚がくの実話】ヤバい、ヤバすぎる…生存確率0%からの生還に挑む超高評価作

提供:キノフィルムズ

すっげぇ楽しい超刺激作の注目特集 注目特集

すっげぇ楽しい超刺激作 NEW

【めちゃ笑った】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)

提供:ライツキューブ

映画を変えた“伝説の映画”の注目特集 注目特集

映画を変えた“伝説の映画” NEW

「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった

提供:ディズニー

本作、良い映画ではないです。最高に良い映画ですの注目特集 注目特集

本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です

【ラスト5分の余韻が、あなたの生涯に影響する】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた

提供:松竹

これ観てない人、マジもったいないの注目特集 注目特集

これ観てない人、マジもったいない

【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】

提供:東宝東和

宝島の注目特集 注目特集

宝島

【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。

提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

関連コンテンツをチェック

おすすめ情報

映画.com注目特集 9月25日更新

映画ニュースアクセスランキング