メランコリック
劇場公開日 2019年8月3日
解説
深夜に殺人が行われる銭湯を舞台に、ひょんなことから人生が大きく動き出してしまう人々の人間模様を、サプライズ満載の変幻自在なストーリー展開で描いたサスペンスコメディ。名門大学を卒業後、アルバイトを転々とし、うだつの上がらない生活を送っていた和彦。ある日、偶然訪れた銭湯で高校時代の同級生・百合と再会した彼は、そこで一緒に働かせてもらうことに。やがて和彦は、その銭湯が閉店後の深夜に浴場を「人を殺す場所」として貸し出していることを知る。さらに、同僚の松本が殺し屋であることが明らかになり……。新人監督・田中征爾の長編デビュー作で、第31回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門で監督賞を受賞(武正晴監督の「銃」と同時受賞)。和彦役の皆川暢二、松本役の磯崎義知、田中監督による映画製作ユニット「One Goose」の映画製作第1弾作品。
2018年製作/114分/G/日本
配給:アップリンク、神宮前プロデュース、One Goose
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前半はまったりと進みどうなるかと思いましたが、結果的にとても面白かったです!
家族の風景もいい違和感が面白かったです。
色々突っ込みどころはありますが、ストーリー、登場人物みんないい感じでした!
2022年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
カメラや照明には金が掛かっていないし、役者も知名度のある人は出ていない。所謂カメとめのように予算は最低限な作品なのだけど、面白かった。
この作品の肝は銭湯が殺しの仕事場として貸し出されている設定だと思うのだが、なんでも制作が始まってから苦肉の策としてでたアイデアだったそうだ。風呂屋というアイデアがあって、そこから制作が始まったとばかり思っていたのでビックリ。
そういう偶然性によって出来上がる名作もまた良し。
2022年1月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ユーモアとテンポがめっちゃいい。
こんな良作な邦画があったとは🤭
2022年1月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
インディペンデント映画の魅力を遺憾なく発揮している作品。
最初、演技・画質・カメラワークで少しチープさを感じ学生映画を思わせたが、斬新なプロットでどんどん先が気になる展開になり引き込まれていった。
水で流せて、火を起こせて、閉店の時間帯がある銭湯=殺人処理の場所とはよく思いついた。
ガス・水道・電気どれが止まっても入ることができないのがお風呂。インフラの象徴である。
インフラ=人が生きる基盤、それが生きがいのテーマに結びついていく。
観ていくにつれじわじわとキャラ立ちし愛着が湧いてくる登場人物たち。関係値が深まっていく過程がうまく描かれている。
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