ディズニー、買収した20世紀フォックス作品の公開スケジュール調整中
2018年10月29日 15:00

[映画.com ニュース] 米ウォルト・ディズニーによる巨額買収により、20世紀フォックスの映画作品に関する公開スケジュールの調整が進行中だと、米ハリウッドリポーターが報じている。
20世紀フォックスの大ヒット作品「オリエント急行殺人事件」の続編にあたる、「ナイルに死す(仮題)」の全米公開が2019年12月20日から2020年10月2日への延期が発表されているが、これはディズニーの「スター・ウォーズ エピソード9(仮題)」(J・J・エイブラムス監督)と重複させないための措置だと言われている。2社の事業統合が完了すれば、ディズニーが20世紀フォックス、フォックス・サーチライト、FOX2000の作品を配給することになるため、自社作品との調整は必須だ。
ディズニーのロバート・アイガー会長は、ピクサー、マーベル、ルーカスフィルムを次々と買収する一方、自社の実写映画スタジオとアニメスタジオとを共存させるアプローチを採用してきた。その結果、現在ディズニーは北米興行で30%ものシェアを誇り、シェア9%のフォックスを買収したことで、公開スケジュールを調整すれば北米シェア40%への到達も可能だ。
フォックスが所有する人気シリーズの中でディズニーが最も重要視するのは、ジェームズ・キャメロン監督の「アバター」シリーズと、「X-MEN」や「デッドプール」といったマーベル作品。マーベル作品に関してはマーベル・スタジオが引き継ぎ、「アバター」の続編はフォックスで製作部長を務めたエマ・ワッツが今後も担当する見込みだ。「アバター2(仮題)」の全米公開は20年12月18日となっており、20年に「スター・ウォーズ」の新作の公開予定がないため、変更の必要はなさそうだ。
同時に、ディズニーは19年に「キャプテン・マーベル」「ダンボ」「アベンジャーズ4(仮題)」「アラジン」「トイ・ストーリー4」「ライオン・キング」「ジャングル・クルーズ」「アナと雪の女王2(仮題)」「スター・ウォーズ エピソード9」という強力なラインナップを揃えているため、フォックスの新作映画はさらなるスケジュール調整を迫られることになりそうだ。

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース





「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」あらすじ・キャスト・8つのトリビアまとめ 2027年には全米公開50周年【金曜ロードショーで放送】
2025年4月25日 21:00

映画.com注目特集をチェック

ドンケツ
【超暴力的・超過激・コンプラ全無視】地上波絶対無理! 狂キャラたちが常軌を逸した大暴れ!
提供:DMM TV

マインクラフト ザ・ムービー
【予想の5倍面白かった!!】この映画で人生がレベルアップする…GW、家族で観るならコレで決まり!
提供:ワーナー・ブラザース映画

サメ!ゾンビ!ガメラ!
【狂った名作・怪作が無料大量放送】ドキドキ!パニック映画祭! ありがとう“GWの夜”が決まった
提供:BS12

なんだこの面白そうな映画は!?!?
【強烈に面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー

最愛の妻が、殺された…
【衝撃】殺しの経験ゼロ、しかし“最高の頭脳を持つ男”の復讐が始まる…
提供:ディズニー

ここでしか観られない“激レア映画”を特集放送
【“観たい”にこたえる極上体験】映画・ドラマを愛するすべての人に!(提供:BS10 スターチャンネル)