劇場公開日 2019年11月22日

アナと雪の女王2 : 映画評論・批評

2019年11月19日更新

2019年11月22日よりTOHOシネマズ日比谷ほかにてロードショー

ビジュアルも魔法も格段にパワーアップ! 印象的な歌声が耳に残る

社会現象を巻き起こした前作から5年。ついに続編がキター!

アレンデール王国の女王となった姉エルサは、妹アナと固い絆で結ばれ、平和な日々を送っていた。が、あるときエルサだけが“不思議な歌声”を聞く。「この平穏を脅かしたくない」と耳をふさごうとするが歌声は強まり、ついに王国に危険が迫る。エルサはアナと、アナの彼氏クリストフ、雪だるまのオラフ、トナカイのスヴェンとともに歌声に導かれ、旅に出る。それは自身を知るための壮大な冒険の始まりだった――。

なぜ、エルサにだけ力が与えられたのか? それに二人の両親はどうして亡くなったの? 前作で残されていた意外に大きな謎を解明する続編。物語の必然性は十分だ。

まず印象的だったのは音楽。「未知との遭遇」のあの5音階のごとく印象的な“歌声”は冒頭から耳に残り、それが主題歌へとつながっていく。ビジュアルはさらに美しく、なめらかになり、エルサの魔法能力も格段にパワーアップ。 風・火・地・水の精霊が登場する世界でさまざまな試練をクリアしていく展開は、RPG的なワクワクも含んでいる。もちろんおしゃべりオラフのユーモアも健在だ。人気をかっさらいそうな、新キャラも登場する。

前作で「ありのままに」と自分を肯定し、解放したエルサだが、やっぱりちょっと心配性で、なんでも一人で抱え込もうとする気質は変わっていない。そんな姉を補完するのが、妹アナの存在なのだ。本作ではアナがよりしっかり者に成長し、ときにエルサを𠮟咤し、正しき方向に導く。前作はエルサのめざめ、今回はアナのめざめ、と言えるかもしれない。

そして旅の終わりに明らかになる重大な真実は、大きなメッセージを含んでいる。「過去の過ちを認め、正さなければ、未来はない」――アナ雪世代の子どもたちは、きっと正しく受け取ってくれるに違いない。

中村千晶

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