【全米映画ランキング】「クレイジー・リッチ!」V3 オスカー・アイザック主演の実録スリラーは4位
2018年9月5日 19:00
[映画.com ニュース]サマーシーズンを終え、レイバー・デイ(労働者の日)の連休を迎えた全米ボックスオフィス。先週末は2本の新作がリリースされたが、スマッシュヒットを続ける「クレイジー・リッチ!」が3週目の週末興収も約2810万ドルを稼ぎ出し、V3を達成した。
日本では9月末公開となる同作の累計は約1億1700万ドルとなり、最終的に2億ドルには届かないにせよ、1億7000万ドル以上はいくと見られている。
2位はジェイソン・ステイサム主演のパニックアクション「MEG ザ・モンスター」で累計は約1億2000万ドルに。そして3位に入ったのは興収905万ドルで前週よりワンラックアップの「ミッション:インポッシブル フォールアウト」。累計は約2億600万ドルとなり、今週中に第4作「ゴースト・プロトコル」(11年/約2億900万ドル)を抜くのは確実で、シリーズ記録の「M:i-2」(00年/約2億1500万ドル)まであとわずかに迫っている。北米以外では8月末に中国でようやく封切られ、週末3日間でシリーズ最高となる約7730万ドルの大ヒットを記録したことで、全世界興収でもシリーズ記録更新の可能性が見えてきた。
そして4位にはオスカー・アイザックとオスカー俳優ベン・キングズレー主演の実録スリラー「Operation Finale」がランクイン。元ナチス親衛隊の将校アドルフ・アイヒマンをアルゼンチンまで追跡したイスラエルの諜報機関モサドの工作員たちを描いた作品。キングスレーがアイヒマンに扮し、アイザックがアイヒマンを捕らえたモサド工作員ピーター・マルキンに扮した。共演はメラニー・ロラン、ニック・クロール、グレタ・スカッキ。監督は「アバウト・ア・ボーイ」「ライラの冒険 黄金の羅針盤」のクリス・ワイツ。
圏外22位から5位にジャンプアップしてきたのは、劇中映るものすべてが<PCモニター画面>という奇抜な表現が話題となっているスリラー「search サーチ」。16歳の女子高生が突然姿を消し、父親が手がかりを求めて娘のすべてのSNSをチェックしていくと、そこには父親の知らない娘の姿が映しだされていた……というストーリー。父親役に「スター・トレック」シリーズのスールー役で知られるジョン・チョウのほか、デブラ・メッシング、ミシェル・ラーらが出演。製作は「ナイトウォッチ」シリーズや「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフ。監督は27歳のインド系アメリカ人アニーシュ・チャガンティ。
その他デニス・クエイド、ジェームズ・フランコ、ゾーイ・クラビッツら出演のSF犯罪アクション「KIN」はオープニング興収約300万ドルで圏外12位とかなり厳しいスタートとなった。
今週末は、大ヒットホラー「死霊館」シリーズのプリクエル「死霊館のシスター」に、ピエール・モレル監督、ジェニファー・ガーナー主演のアクション「Peppermint」などが公開となる。