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大泉洋、最優秀主演男優賞受賞も「茶番感がヒドい」とぼやき倒す

2017年11月23日 05:00

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大泉洋と前田敦子
大泉洋と前田敦子

[映画.com ニュース] 俳優・大泉洋の主演映画7作品を特集する「大泉洋映画祭」が11月22日、東京・銀座の丸の内TOEIで開幕。大泉は、「探偵はBARにいる3」で共演し、プレゼンターとして駆けつけた女優の前田敦子とともに舞台挨拶に臨んだ。

人気シリーズ最新作「探偵はBARにいる3」の公開を記念したイベント。ファンの大歓声を一身に浴びながら登壇した大泉は、「第1回大泉“国際”映画祭にお越しいただきありがとうございます!」と冒頭からハイテンション。「初めて聞いたときは、『エッ?』と聞き直しました。マネージャーも半笑いで。驚きましたね」と明かしつつ、「厳正な審査を経て選ばれました7作品、どの作品が受賞してもおかしくない」と胸を張った。

「世界一の大泉ファン」を公言する前田が、「大泉さんとファンの皆さんの絡みが好き」と言おうとしたところ、「大泉の」と口を滑らせると、「ダメですよ。ここで呼び捨ては。大泉洋映画祭の大泉ですよ」とすかさずツッコミ。さらには、「コントじゃないんですから絡みとか言わないでください」とまぜっかえしながらも、「ゲストで来てくれるのは、あなたくらいしかいないですよ」と感謝した。

そして、突如として最優秀主演男優賞の授賞式がスタートすると会場は爆笑。盛大なファンファーレが鳴り響き、前田が殊勝な顔つきで発表すると、感無量の面持ちでトロフィを受け取った。7作品すべてでの受賞となり、「まさか獲れるとは思っていませんでした。第1回で受賞できて光栄に思っています」と喜んだのもつかの間、本人をかたどったトロフィを「髪型に大仏感が出てる。もう少しつくり込んでほしかったな」とぼやき節がスタート。事前の打ち合わせやスタッフが嬉しそうにトロフィを見せてきたことを引っ張り出し、「東映さんのこのイベントに対する茶番感がヒドい。もう少し重々しくやってほしかったと思うんですよ。ここで初めて(トロフィを)見たかったですよ」とぼやき倒した。

さらに、「日本の俳優でこのイベントをやるのは僕だけ。マネする人は出てこないと思う」と自負。「前田敦子映画祭があったら、僕が行くから。最優秀主演女優賞を渡すから」と乗り気だが、当の前田は「恥ずかしい。大泉さんだから成り立つ」と一蹴。写真撮影中も「日本の方ですか? ヨーロッパの方は少ないね」と報道陣に話しかけ、国際映画祭気分を盛り立て“希代のエンタテイナー”ぶりを発揮した大泉、公開が終了した作品を映画館で見られるまたとない機会を「本当にうれしい」と喜びながら、「『探偵はBARにいる3』を多くの方に見ていただき、4、5とつくっていければ」とアピールした。

探偵はBARにいる3」は12月1日全国公開。「大泉洋映画祭」は11月30日まで東京・丸の内TOEIで開催。「探偵はBARにいる」「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」「しあわせのパン」「グッモーエビアン!」「青天の霹靂」「駆込み女と駆出し男」「アイアムアヒーロー」の7作品を日替わりで上映する。

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