探偵はBARにいる3

劇場公開日:

探偵はBARにいる3

解説

作家・東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を大泉洋と松田龍平の共演で実写映画化した人気シリーズ「探偵はBARにいる」の第3作。札幌にあるアジア最北の歓楽街・ススキノ。この街の裏も表も知り尽くす探偵のもとに、相棒である高田が人探しの依頼を持ち込んでくる。失踪した女子大生・麗子について調査を開始した探偵たちは、モデル事務所の謎めいた美人オーナー、マリに翻弄されるうちに、いつしか大きな事件に巻き込まれていく。裏社会に影響力を持つ冷酷非道な大物実業家・北城役をリリー・フランキー、マリ役を北川景子、麗子役を前田敦子がそれぞれ演じる。監督は前2作の橋本一から「疾風ロンド」の吉田照幸にバトンタッチ。脚本はシリーズ全作を手がける古沢良太。

2017年製作/122分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2017年12月1日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第41回 日本アカデミー賞(2018年)

ノミネート

最優秀主演男優賞 大泉洋
最優秀助演男優賞 松田龍平
最優秀助演女優賞 北川景子
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(C)2017「探偵はBARにいる3」製作委員会

映画レビュー

4.0大好きなシリーズ、こんな時期だからこそ新作でススキノを暴れ回ってよ

2020年9月23日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

原作は全巻読了しており、そこからの映画化決定となっただけに、粗探しをするかのように鑑賞してきたが、大泉洋と松田龍平のコンビが成立した時点で、これは正解なんだと強く認識した大好きなシリーズ。本人は大袈裟に拒絶するだろうが、原作にあるような年齢を重ねて酒太りした「探偵」の姿も見てみたい。今すぐというわけにはいかないだろうが、大泉洋がデ・ニーロアプローチに挑戦……妄想するだけで楽しくなる。
第1弾は小雪、第2弾は尾野真千子、第3弾は北川景子&前田敦子。これまでも魅力的なヒロインたちが登場してきたが、ヒールにも目を向けたい。今作では、空手の達人・高田(松田)と互角の勝負をする波留に扮した志尊淳の躍動ぶりにも改めて目を向けていただきたい。
こんな時期だからこそ、大通公園で、ススキノで、狸小路で、大泉と松田が暴れ回る姿をもう一度、と期待してしまう……。

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大塚史貴

4.0長寿シリーズに育ってほしい

2017年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

前2作よりもアクションシーンのリアリティが向上した。スロー再生とカメラワークと音響の巧みなコントロールにより重量感が増し、迫真性につながったのだろう。テレビでの演出のキャリアが長い吉田照幸監督だけに、テンポの良いドラマ運びはさすが。映画的なショットを要所にはさみつつ、基本的には軽妙なタッチでストーリーを進めるのがこのシリーズには合っている。

終盤のスケールの大きな山場、切なさと脱力のラストなど、記憶に残るシーンもたくさん。もちろん、雪の中の海でパンツ一丁になった大泉洋の熱演も忘れられない。長寿シリーズに育ってほしい。

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高森 郁哉

3.5豪華さUPも変わらない魅力は健在

2017年11月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

シリーズも3本目となり、大泉洋と松田龍平のコンピもすっかり円熟の味が出てきている。古き良き東映プログラムピクチャーの香りが漂う本作の味のあるマンネリズムは今回も健在だ。

相変わらず札幌の街の空気感がスクリーンから濃く漂ってきて、街を訪れた気分にさせてくれる。今回は札幌市長や日ハムの栗山監督まで出演しているので、作品内外での街への定着感がより強く感じられる。

北川景子、前田敦子、鈴木砂羽とヒロインが3人という大盤振る舞いもあって、前2作以上に豪華な印象を与えるが、やはり探偵と高田の気の抜けた、それでいて締めるところは締めるカッコよさや、哀愁漂うハードボイルドな雰囲気といったコアなポイントは全く変わらないので、ファンは安心して観られるだろう。

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杉本穂高

4.0北海道のエースと薄倖な女

2024年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

マドンナ・北川景子の魅力に助けられる
大泉洋とバディの松田龍平の凸凹コンビの相性の良さプラス、
今作のマドンナ・北川景子の薄倖な美女に足すことの極妻的貫禄の
座長芝居。
真の座長・大泉洋を食ってしまう程の入れ込み様です。
大体にこの映画は前半の1時間過ぎで犯人が明かされてしまう。
なのにそこからの1時間を全く飽きずに観る筋運びはおそらく脚本の
古沢良太の手腕によるものだと思われる。

ススキノの風俗に売られた少女・岬マリ(北川景子)が、
10代に探偵の俺(大泉洋)に助けられる。
「なんでもいいから生きること、命を燃やしものが必ず見つかる」
その言葉を心に歓楽街の女として階段を上がって行く。
北城組組長(リリー・フランキー)の情婦そして仕事パートナーとして
地位を固めていくが、ある事をキッカケにして北城と敵対する関係になる。

美人でお嬢さんタイプの北川景子が、極妻の様に刀ならぬ拳銃を
振り回しての殺人トリックやら、サッポロファクトリーでの大立ち回り。
れっきとした殺人犯役である。
もう添え物の造花なんかではない。
女の弱さから強かさ、任侠まで演じる振れ幅の大きい役。
女優開眼した趣である。

大泉洋と変わり者の北大助手の相棒・松田龍平の醸し出す雰囲気。
大泉洋はその望洋とした個性とお笑いセンスで、依頼人に恵まれない
ヤサグレ探偵を持ち役にしている。
そしてなんと言っても《冬の雪の北海道です。》
ロケ地は札幌と薄野界隈。
道産子としては嬉しい限り。
冒頭の薄野交差点にあるニッカウイスキーの王様のネオンサイン大看板。
北海道大学の全景とポプラ並木。
ススキの交番。前述したサッポロファクトリー。
おまけに秋元札幌市長から当時の日本ハムファイターズ監督の栗山秀樹
まで登場。
ご当地ソングならぬご当地映画である。
続編ももう一回、観たいものである。

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琥珀糖
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