飲酒運転、DV騒動、差別発言からオスカー6部門候補!M・ギブソン波乱万丈人生をたどる
2017年5月12日 17:00

[映画.com ニュース] メル・ギブソンの主演作「ブラッド・ファーザー」、監督作「ハクソー・リッジ」がそれぞれ6月3日と同24日に公開される。前者では娘を救うために奮闘する最強の父親に扮して激しいアクションに挑戦し、後者ではアカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞など6部門でノミネートされ、編集賞と録音賞の2部門を受賞した。さらには、世界的ヒット作「スーサイド・スクワッド」の続編で監督候補にも挙がっている。不遇の時代を乗り越えたギブソンは、これまでにどのような道をたどってきたのか。
1956年に米ニューヨークで生まれたギブソンは、12歳でオーストラリアに移住。その後、オーストラリア国立演劇学院で演技を学び、77年に映画「メル・ギブソンの 青春グラフィティ」で本格的に俳優デビューを飾った。続く主演作「マッドマックス」(79)で世界的スターとなり、続編2本で主演を務めたほか刑事アクション「リーサル・ウェポン」シリーズ(87~98)が大ヒットを記録、「身代金」(96)、「パトリオット」(00)、「ハート・オブ・ウーマン」(00)などジャンルを問わずに活躍。監督としても「顔のない天使」(93)以降、「ブレイブハート」(95)でアカデミー賞作品賞(第68回)と監督賞を受賞、イエス・キリストを描く「パッション」(04)、全編マヤ語で製作された「アポカリプト」(06)など刺激的な題材に次々と挑戦し、成功を収めてきた。
だが、その後は出演作になかなか恵まれず、飲酒運転で逮捕された際の反ユダヤ的な差別発言(06年)、長年連れ添った妻との別居(06年)、新たな恋人へのDV騒動(10年)が追い討ちをかけ、低迷期に突入してしまう。そんななか、ギブソンに手を差し伸べたのが映画界の友人たちだ。ギブソンと「マーヴェリック」(94)で組んだジョディ・フォスターは監督・出演作「それでも、愛してる」(09)でギブソンを主演に起用、盟友ロバート・ダウニー・Jr.は11年の第25回アメリカン・シネマテーク賞での授賞式でプレゼンターのギブソンを擁護した。その後、ギブソンは「アポカリプト」などで助監督を務めてきたエイドリアン・グランバーグによる「キック・オーバー」(11)、ロバート・ロドリゲス監督の「マチェーテ・キルズ」(13)、シルベスター・スタローンの人気シリーズ第3弾「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」(14)などに出演し、着実に復活の道を歩んできた。そして「ブラッド・ファーザー」(16年)を経て、「ハクソー・リッジ」(16)で最前線にカムバックを果たした。
現在では、「ブレイブハート」「ワンス・アンド・フォーエバー」(02)でタッグを組んだ脚本家ランダル・ウォレスと新たな監督作「Berserker(原題)」に取り掛かっているほか、出演作としては41万語以上を収録する辞書「オックスフォード英語大辞典」第1版製作の過程を描くショーン・ペン共演作「The Professor and the Madman(原題)」、マーク・ウォールバーグ主演のコメディ「パパVS新しいパパ」(15)の続編、「ハクソー・リッジ」の出演者ビンス・ボーンと共演するアクション映画「Dragged Across Concrete(原題)」など引く手あまたの状態となっている。
なお、「ブラッド・ファーザー」「ハクソー・リッジ」の公開を記念して、ギブソンの出演&監督作からお気に入りの1本の投票企画を実施中(http://b-father.jp/oremel/)。両作品の公開は、「ブラッド・ファーザー」が6月3日、「ハクソー・リッジ」が6月24日。
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