北野武「アウトレイジ 最終章」10月7日公開! 大森南朋、ピエール瀧、岸部一徳らがシリーズ初参戦
2017年4月18日 04:00
[映画.com ニュース] 裏社会の男たちの抗争を描いた北野武監督作「アウトレイジ」シリーズの完結編となる「アウトレイジ 最終章」が10月7日に公開されることが決定。あわせて、強烈な悪のオーラが漂うティザービジュアルと特報に加え、大森南朋、ピエール瀧、岸部一徳、大杉漣、原田泰造、池内博之のシリーズ初参戦が発表された。
前作「アウトレイジ ビヨンド」(2012)で描かれた関東の山王会と関西の花菱会という2つの暴力団組織の巨大抗争後、韓国に渡り、同地の大物フィクサー・張会長の下に身を寄せていた大友(ビートたけし)。やがて、韓国出張中の花菱会・花田が張会長の手下を殺してしまったことをきっかけに、両陣営の対立が激化。花菱会の内紛も勃発して事態が混迷を深める中、大友が日本へ舞い戻り、さらなる波乱を巻き起こす様を描く。
発表された新キャストの役どころは、大森が大友を慕う韓国・済州島グループの市川役、花菱会の新会長・野村役に大杉、同会の若頭補佐・森島を岸部が演じる。また花田役を瀧、花田の手下・丸山役として原田が登場し、山王会の木村組に所属する吉岡役を池内が扮している。
「Dolls(ドールズ)」(02)、「アキレスと亀」(08)にも出演した大森は「もうこんな幸せな事はありません。北野組の撮影現場、たけしさんの横で『あぁオレ今夢が叶ってるぅぅ』ってスゲェ小さい声で呟いてましたもん」と「アウトレイジ」シリーズ初参加に感動しきり。北野組は10度目の参加となった大杉は「北野組のあの独特な緊張感と世界観はたまりません。また味わいたくなるのは僕だけではないはずです」と告白し、「座頭市」(03)以来の出演だった岸部は「北野組の優しさ、静けさ、心地よさを感じた現場でした」と撮影を振り返っている。
北野監督とは初めてタッグを組むことになった瀧、原田、池内は「顔面世界遺産とも言える役者陣の“顔バトル”は、とにかく必見です(笑)」(瀧)、「念願の北野組、それも大ファンである『アウトレイジ』に出演する事が決まった時、嬉しさのあまり雄叫びをあげていました。僕も皆さん同様暴走しております!」(原田)、「北野作品に出演する事は自分の目標でもありましたので、決まった時は本当に嬉しくびっくりしました。1カット1カットを全力で生きないといけないという思いが凄くありました」(池内)とコメントを寄せている。
銃を構える大友を写したティザービジュアルのコピー「全員暴走」からも、前2作に引けをとらない過激な大乱戦が期待できる本作。特報では、大友が何者かを射殺する様子や、前作から続投する西田敏行、塩見三省、光石研らの凶悪な姿も活写。そして「大友さん、これで終わりですよね」という問いに対して、大友が「済んだと思うなよ」と意味深な発言をする場面も確認できる。「アウトレイジ 最終章」は、10月7日から全国公開。
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