謎の飛行体の目的は?ドゥニ・ビルヌーブ監督最新作「メッセージ」日本版予告編公開
2017年3月15日 12:00

[映画.com ニュース] 「プリズナーズ」「ボーダーライン」のドゥニ・ビルヌーブ監督が、「マン・オブ・スティール」や「her 世界でひとつの彼女」で知られるエイミー・アダムスと組んだSF「メッセージ」の日本版予告編が、公開された。
すぐれたSF作品に贈られるネビュラ賞を受賞した米作家テッド・チャン氏の短編小説「あなたの人生の物語」を原作に、アダムス、「アベンジャーズ」シリーズのジェレミー・レナー、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のフォレスト・ウィテカーが顔をそろえ、第89回アカデミー賞で音響編集賞に輝いたSFドラマ。突如として地球の各地に巨大飛行体が飛来。言語学者のルイーズ(アダムス)は、謎の知的生命体との意思疎通をはかる大役を担い、生命体が人類に発する“メッセージ”の意味を探っていく。
予告編では、所々にルイーズの亡くなった娘の姿が挟み込まれており、キーキャラクターであることをうかがわせる内容となっている。圧倒的な大きさの飛行体や宇宙人と思しき多足生物、煙のように描かれる生命体の言語といったSF的表現も織り交ぜながら、「世界中が巻き込まれる」「彼らは争いを望んでいない」「私を信じて」といったドラマティックな物語を予感させるセリフが並ぶ。ビルヌーブ監督作品や「博士と彼女のセオリー」の音楽を手がけたヨハン・ヨハンソンのエモーショナルなスコアが、作品に奥深さを与えている。米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では満足度94%(3月14日時点)と高評価を得ており、独創的かつ胸を打つストーリーに期待が寄せられる。
「ザ・ファイター」「ザ・マスター」「アメリカン・ハッスル」など5度のアカデミー賞ノミネートを誇るアダムスの繊細な演技も収められており、ビルヌーブ監督は「アダムスは深みと美しいもろさとあふれるほどの人間性をルイーズに与えてくれた。僕が求めていた絶望感もね。彼女からは、“もう失うものは何もない女性”なんだと感じられ、それが見ていて悲しくも美しいんだ」と絶賛している。
「メッセージ」は、5月19日から全国公開。
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