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柴田恭兵、石原裕次郎賞の賞金300万円の分配が気がかり「肉体労働したから多めに」

2016年12月28日 19:15

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登壇した舘ひろし、柴田恭兵、佐藤浩市ら
登壇した舘ひろし、柴田恭兵、佐藤浩市ら

[映画.com ニュース] 「第29回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」の授賞式が、故石原裕次郎さんの誕生日に当たる12月28日、都内のホテルで行われた。

作品賞に選ばれたのは、昭和64年の未解決誘拐事件に端を発する謎を前後編の2部作で描いた「64 ロクヨン」。佐藤浩市三浦友和瑛太ら主演級の俳優陣を束ねた瀬々敬久監督は、「携わったすべてのスタッフ、キャストとともに喜びたい。大人たちが芝居をし合うだいご味のある作品で、すべてを引っ張ってくれた佐藤浩市さんに感謝します」と喜びをかみしめた。

その佐藤は主演男優賞を獲得。1994年「忠臣蔵外伝 四谷怪談」以来、実に22年ぶりの受賞で「歳月がたって、その時の自分と何が違うか考えたけれど、何も変わっていない。現場では落ち着きがないしうるさいし、いつもテンパっている。引っ張ったということはないけれど、もし3度目があればその時に大人になったと言わせてもらいたい」と恐縮しながら話した。

主演女優賞は、「湯を沸かすほどの熱い愛」の宮沢りえが射止め、「本当に光栄で、思います」と満面の笑み。公開後に自身の作品を初めて見にいったそうで、「演じている自分には反省点ばかりだけれど、お客さんが笑ってくれたり、大きなタオルで顔をぬぐっている姿を見て映画に参加することの貴重さと意味をすごく感じた。どんな作品であれ、お客さんの心を揺さぶれる映画に出られるよう誠実に頑張っていきたい」と気持ちを新たにした。

怒り」「ミュージアム」など4作品で個性を発揮し助演男優賞を受賞した妻夫木聡は、「僕は運がいい人間だと思う。映画界のいろいろな方、作品と出あい自分自身を高めてくれた。もっと貢献できるよう頑張りたい」とさらなる意欲。同じ「怒り」と「バースデーカード」で助演女優賞の宮崎あおいは、2003年の新人賞、11年の主演女優賞に続く“3冠”となり、「素晴らしい出会いに恵まれた1年でした。特に(「怒り」の父親役の)渡辺謙さんは私にとって大きな方で、共演させていただき幸せでした。今でも大好きです」と感謝した。

新人賞は「何者」「夏美のホタル」など4作品で主演を含め重要な役どころを演じた有村架純に決まり、「今年でデビューして6年目なので、新人と言っていいのか揺れ動いている時に受賞を知らされ、背中を押された思いでした」と感激の面持ち。大みそかにはNHK紅白歌合戦の司会、来年4月からは朝のテレビ小説「ひよっこ」が控えており、さらに「関ヶ原」など3本の映画が公開予定で「いろんな顔を見せられる1年にしたい」と思いをはせた。

娯楽作を中心に選出される石原裕次郎賞は、「さらば あぶない刑事」に輝き、村川透監督と主演の舘ひろし柴田恭兵がそろい踏み。裕二郎さんを慕い石原プロ入りした舘は、「映画の1作目の初日に、パンフレットを持って(裕次郎さんの自宅のある)成城に線香をあげにいった。それから30年たっての受賞。身内びいきと思われるかもしれないが、うれしい」と感慨深げ。賞金の300万円を手にした柴田は、「どう分配するかを考えている。舘さんは、バイクに乗ってショットガンをぶっ放しているだけだし、身内なので辞退してもらい、僕はかなり走って肉体労働をしたので多めにもらいます」と話し、会場の笑いを誘っていた。

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