【全米映画ランキング】低予算ホラー「Don't Breathe」がV 「スーサイド」は累計3億ドル間近
2016年8月30日 21:40

[映画.com ニュース] 16年サマーシーズンも大詰め。2本の新作がランクインした8月最終週の全米ボックスオフィスは、サム・ライミ製作の低予算ホラー「Don't Breathe」が約2640万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。
同作は、ライミ監督の古典ホラー「死霊のはらわた」のリメイク作で長編デビューを果たしたフェデ・アルバレス監督の第2作。貧しい不良3人組が、家に金庫を隠し持っているらしい視覚障がい者の家に強盗に入るが、ことは簡単に運ばず、3人は命の危険に晒されることになる。批評家からは絶賛評が多く集まり、OP興収も上々で幸先のいいスタートを切った。出演は「死霊のはらわた」(2013)のジェーン・レビ、「モールス」「プリズナーズ」のディラン・ミネットに、「アバター」「パブリック・エネミーズ」のスティーブン・ラング。
2位は3週連続の首位から陥落したWB/DCの大作「スーサイド・スクワッド」。興収約1220万ドルで累計興収は約2億8300万ドルに。
そして、OP興収約740万ドルで5位デビューとなってしまったのが、ジェイソン・ステイサム主演のB級アクション「メカニック:ワールドミッション」。凄腕暗殺者の死闘を描いたチャールズ・ブロンソン主演のアクションをリメイクした「メカニック」5年ぶりの続編。今回は共演にトミー・リー・ジョーンズ、ジェシカ・アルバ、ミシェル・ヨーなどのスター俳優が名を連ねたが、レビュー、OP興収ともにふるわず、前作のOP興収約1100万ドルを下回るスタートとなってしまった。メガホンをとったのは「THE WAVE ウェイヴ」などで知られるドイツ出身のデニス・ガンゼル。
サマーシーズンの終わりを告げるレイバー・デー(労働者の日)を迎える今週末は、「ブルーバレンタイン」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」のデレク・シアンフランス監督が、マイケル・ファスベンダーと組んだドラマ「The Light Between Oceans」(アリシア・ビカンダー、レイチェル・ワイズ共演)に、リドリー・スコットの次男ルーク・スコットの長編監督デビュー作「Morgan」(ケイト・マーラ、ミシェル・ヨー、ジェニファー・ジェイソン・リー、ポール・ジアマッティ出演)などが公開となる。
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