モールス
劇場公開日 2011年8月5日
解説
スウェーデン製の傑作ホラー「ぼくのエリ 200歳の少女」を、「クローバーフィールド HAKAISHA」のマット・リーブス監督がリメイク。学校でいじめられている孤独な少年オーウェンは、近所に越してきたばかりの少女アビーと出会う。お互いに孤独な2人はやがて心を通わすようになるが、アビーにはある秘密があった。出演は「キック・アス」のクロエ・モレッツ、「ザ・ロード」のコディ・スミット=マクフィー、リチャード・ジェンキンス。
2010年製作/116分/R15+/アメリカ
原題:Let Me In
配給:アスミック・エース
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2021年10月12日
iPhoneアプリから投稿
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オーウェン役の子演技上手いなぁ
心情の変化が手にとるように分かる。
クロエはもう安定してた。
ホラー映画とあったが、突然出るようなものでも、スプラッタって訳でもないので、苦手な人も安心して見れるだろう。
途中まではお互い12歳の男女が純愛を貫き通す話だと思っていたが、アビーは永遠に12歳を繰り返していると気付いてから、少年をシモベとして利用したいのかなと考えた。恐らく、あのアビーに血を与えていたお爺さんもそうなのであろう。フィルムに写ったメガネをかけた少年のあのシーン、昔にも同じように純愛によって、お爺さんをシモベとして利用し、お爺さんが死んでしまったから、今度はオーウェンを同じように利用しようという魂胆だろう。オーウェンも途中、気づいたであろう伏線があった。そして退路を断つように立ったアビーはせっかく手にしかけたシモベを失いたくないという思いからの咄嗟にでた行動だろう。
この街を早く抜け出したいという台詞からもそう思う。もちろんいじめっ子達をアビーが殺してしまったことで、学校にいることが難しく、アビーを警察に捕まえられたくないという心情もあるだろうが。そして、少年は自身の思いを信じて、お爺さんと同じ運命を辿る決断をしてしまう。この物語、こういう考え方をするとゾッとする。
あくまで推測だが、この見方でもう一度見ると、また違った見え方になるという素晴らしい作品だった。
2021年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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1983年、ニューメキシコ州。50代男性が酸を浴び、ガスで気道をやられ、重体のまま病院に搬送される。彼に娘が?と状況を把握できず、男性は飛び降り自殺してしまった。“I'm sorry ABBY”と書き記して・・・テレビからはレーガン大統領の演説が虚しく響く・・・
その2週間前。母親と2人で暮らす、気弱でいじめられっ子のオーウェンの隣家に不気味な一家が引っ越してきた。その娘であるアビーとオーウェンは同じ12歳という共通点もあり、ルービックキューブによって仲良くなる。
アビーと一緒に住んでいるおじさん(父親ではなかった)が車に忍び込んで血を抜くという作業に失敗し、車は転落。そして冒頭のシーンへと繋がってゆく。ここまでくればストーリーはオリジナルと同じだと徐々に思い出してきた。
映像では残虐な描写が多く、その辺りがノスタルジックなオリジナルとは違うところか。焼けただれたおじさんの描写はまるで『エルム街の悪夢』だ。また、アビーが「入れてくれる?」との問にオーウェンが答えないでいると、顔中から血を流してしまうというシーンもあった。やはりハリウッドとなると一味違う。
少年の初恋。決して結ばれることのない恋の切なさもいいけど、イジメっ子たちがとても憎たらしくて、プールでは必ず助けに来てくれるんだとゾクゾクしながら観てしまった。
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オーウェン役の子演技上手いなぁ
心情の変化が手にとるように分かる。
クロエはもう安定してた。
ホラー映画とあったが、突然出るようなものでも、スプラッタって訳でもないので、苦手な人も安心して見れるだろう。
途中まではお互い12歳の男女が純愛を貫き通す話だと思っていたが、アビーは永遠に12歳を繰り返していると気付いてから、少年をシモベとして利用したいのかなと考えた。恐らく、あのアビーに血を与えていたお爺さんもそうなのであろう。フィルムに写ったメガネをかけた少年のあのシーン、昔にも同じように純愛によって、お爺さんをシモベとして利用し、お爺さんが死んでしまったから、今度はオーウェンを同じように利用しようという魂胆だろう。オーウェンも途中、気づいたであろう伏線があった。そして退路を断つように立ったアビーはせっかく手にしかけたシモベを失いたくないという思いからの咄嗟にでた行動だろう。
この街を早く抜け出したいという台詞からもそう思う。もちろんいじめっ子達をアビーが殺してしまったことで、学校にいることが難しく、アビーを警察に捕まえられたくないという心情もあるだろうが。そして、少年は自身の思いを信じて、お爺さんと同じ運命を辿る決断をしてしまう。この物語、こういう考え方をするとゾッとする。
あくまで推測だが、この見方でもう一度見ると、また違った見え方になるという素晴らしい作品だった。
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オーウェン役の子演技上手いなぁ
心情の変化が手にとるように分かる。
クロエはもう安定してた。
ホラー映画とあったが、突然出るようなものでも、スプラッタって訳でもないので、苦手な人も安心して見れるだろう。
途中まではお互い12歳の男女が純愛を貫き通す話だと思っていたが、アビーは永遠に12歳を繰り返していると気付いてから、少年をシモベとして利用したいのかなと考えた。恐らく、あのアビーに血を与えていたお爺さんもそうなのであろう。フィルムに写ったメガネをかけた少年のあのシーン、昔にも同じように純愛によって、お爺さんをシモベとして利用し、お爺さんが死んでしまったから、今度はオーウェンを同じように利用しようという魂胆だろう。オーウェンも途中、気づいたであろう伏線があった。そして退路を断つように立ったアビーはせっかく手にしかけたシモベを失いたくないという思いからの咄嗟にでた行動だろう。
この街を早く抜け出したいという台詞からもそう思う。もちろんいじめっ子達をアビーが殺してしまったことで、学校にいることが難しく、アビーを警察に捕まえられたくないという心情もあるだろうが。そして、少年は自身の思いを信じて、お爺さんと同じ運命を辿る決断をしてしまう。この物語、こういう考え方をするとゾッとする。
あくまで推測だが、この見方でもう一度見ると、また違った見え方になるという素晴らしい作品だった。
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