モールスのレビュー・感想・評価
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悲しき共犯関係。
オリジナルに求めていたのはまさにこれだった。オリジナルを見た時ヴァンパイア少女エリの悲哀を感じる作品かと思ってたが、その描写がなにかと生々しくて、生理的な気持ち悪さが勝ってしまい、さほど悲哀感を感じられなかった。北欧ホラーはなにかと描写が生々しい。最近鑑賞した「ハッチング」もそうだった。
このリメイク作はその点それらの描写は控えめで存分に悲哀感を感じることが出来た。まあ、クロエのあそこは映せないだろう。オリジナルもボカシ入ってたけど。
話はオリジナルと変わらず、作品のトーンもほぼ同じ。刑事の踏み込み方の不自然さまで同じ。しかし、オリジナルよりは品があるし、役者の演技も素晴らしかった。
アビー役のクロエはオリジナル同様のどこかはかなげで謎めいた神秘さとおぞましさを兼ね備えた難しい役を見事に演じていたし、オーウェン役の彼も十代前半特有の弱々しさと危なっかしさを兼ね備えた不安定な年頃の少年を見事に演じていた。
共にこの世界に居場所がない孤独な二人、彼らがひかれあうのに時間は要しなかった。
孤独なもの同士生きてゆく決心をした二人だが、オーウェンの行く末が想像されるだけにやはり悲しい。
この世界で永遠の命を持つというヴァンパイアの悲哀を感じさせる傑作がまたひとつ生まれた。
昔はオリジナルを見た後にリメイクを見るとがっかりすることが多かったが、「コーダ」といい、本作といい、オリジナルを超える作品が出るようになって嬉しい限り。
観たのはこちらが先だった。
ナイトクローラーの彼だったんだ。
核心となる部分はマイルドに、見かけは派手になった印象。だから大事なことに焦点が合わず、違うところに目がいってしまう感じ。見映えは良くなってるが。
ホラーではないが
なんて切ない話なんだろう。
本当にハリウッドリメイク版なのかと疑ってしまうくらい、切なく悲しい人間模様が描かれている。
クロエが可愛すぎて、子役の男の子も可愛すぎて、だからこそ切ない。
余りにも美しかったり、残酷だったり描かれ過ぎているヴァンパイア物が多いけれど、実際はこうだよなぁと思わせる力作。
ジャンルホラーは間違ってるよ・・・。
原題が一番良いですね。
“ぼくのエリ”を鑑賞してから少し時間を置いてしまったため細かな相違点はわかりませんが、割りと忠実にリメイクされていたように思います。
が、作品の雰囲気というか色彩が違っていますね。
今作には“ぼくのエリ”でモザイクが掛かってしまった場面が無かったり、クロエ・グレース・モレッツが可愛過ぎるせいで、少女でもなく人間でもないその不気味さが少し伝わって来辛いた感じです。
ただ、こちらの方が全体的にわかり易い感じでしたし、邦題もマシになったかと…。
報われる事のない切ないラブストーリーでした。
そう言えば、疑問に思ったのですが、身体が12歳のままだと精神年齢や感性等も全く変わらないものなんでしょうか?
【哀しい定めを背負った少女を演じた”クロエ・グレース・モレッツ”の魅力に魅入られた作品。】
舞台は雪に閉ざされた田舎町。
12歳のオーウェン(コディ・スミット=マクフィー:成長してからも活躍中)は、その華奢で大人しい性格からか学校では苛められている。母親は精神的に不安定。序盤から陰鬱である・・。
オーウェンの楽しみは、自分たちが住む古い団地の部屋から望遠鏡で他の部屋を覗き見すること・・。
ある晩、オーウェンが目にしたのは雪の中を”裸足”で歩く、隣に越してきた美少女の姿。
美少女は青白く”嗅いだことのない”匂いがする。彼女の名前は”アビー”(クロエ・グレース・モレッツ)。
彼女は、最初はオーウェンとの交流を拒絶するが、徐々に距離を縮め、壁越しに”モールス信号で遣り取りをするようになる・・。
アビーたち絶滅危惧種の一族が、街で行っていたこと。
アビーが、オーウェンを苛めていた子供たちに行ったこと。
ホラーテイストの作品ではあるが、アビーの背負っていた宿命とオーウェンの決意が儚くも美しい。
今作はスェーデンでベストセラーになった、ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの”MORSE”が同じくスェーデンで”ぼくのエリ 200歳の少女”として映画化された作品のリブート版である。
が、体裁はそうだが、今作は一級の純愛映画である。(ホラーテイストも若干描かれるてはいるが・・。)
哀しい定めを背負うアビーとオーウェンの少年少女の恋を、今までにない視点から描いた映画である。
<ホラーテイストではあるが、不思議な魅力を持った作品。それを担っているのは、当時10代前半だったクロエ・グレース・モレッツだったのは、間違いない。>
<2011年9月16日 劇場にて鑑賞>
かなり忠実なリメイク
「ぼくのエリ 200歳の少女」のハリウッドリメイク版。さほど期待していなかったが、オリジナル版にかなり忠実なリメイクをしており、その完成度の高さに驚いた。ハリウッド的解釈によってオリジナル版とかけ離れてしまう作品もあるが、本作にその心配は無い。
本作の見どころは何と言っても子役2人の演技。これでかなり引き込まれる。時にホラー映画であることを忘れてしまうほど入り込んでしまう位だ。また、リメイクに際して嬉しいところもある。オリジナル版では明かされなかった少女のために人を殺める男性の正体など、2人を取り巻く環境もより丁寧に描いてくれていることだ。それがより切なくさせ、ラストに向けて畳みかけてくる。この様は圧巻だった。それほど残虐描写はきつくないが、R-15+のレーディングを受けている。確かに、怖いところは本当に怖いので、その点は流石ハリウッドという事だろう。それにしてはCGがショボいのが残念だが、
R-15+指定なのが本当に惜しい。これは年齢問わず様々な人に観てもらいたい作品だ。
ホラー?だけど切ないお話
とっても寒そうな場所!
なのに裸足のクロエ・モレッツ、、寒そう、、、ああ寒そう、、、
お話は、ティーンエイジャーの切ない恋愛ストーリーです。
ホラーですが本当にいいお話で、見てよかったなーと思いました。
ホラー度合いとしてはそんなに恐ろしくはないかも?ホラーが苦手な人でもぜひ見てほしいです。
切ない純愛モノ
終始、物語は淡々と進んでいきますが、ところどころの刺激的なシーンが良いスパイスとなり、飽きずに観ることができました。ヴァンパイアの仕組みなどは多く語られませんが、ヴァンパイアである以上どうしようもないのだというのが伝わってきてより切なくなります。抑えきれず誰でも手を出してしまうのがヴァンパイアらしくてよかったと思います。CGはちょっとやり過ぎな気がしましたが‥‥
こちらリメイク版だということで原作も非常に観たいなと思える内容でした。
あとクロエが本当に可愛いです。
ある意味純愛。でも…。
幼い?2人を見ていると切なくなりますね。
本当にお互い愛しているなら、人間の倫理を乗り越えてでも相手の為に行動するのですね。
ただ、未来のオーウェン君は最初のおじさんみたいになるのかもしれないのかね…。
原作読むと違うようですが…それも切ないです。
出来は「モールス」の方がいいですが、好きなのは「ぼくのエリ」ですね。
主演二人、音楽、序盤は素晴らしい
まず主演の二人は素晴らしい。
アビーのどこかいつも物寂しげな表情、オーウェンもあの若さでもう世界を諦めているかのようなくたびれた感、ウィキペディアには二人のケミストリーを称賛され・・とありますが、その通りだと思います。
徐々に変わっていく二人の関係も胸をちくっとされるようなものがあり、良かったです。
序盤も緊迫した空気で、病室のシーンからアビーが登場するシーンまで、画面にくぎ付けになります。音楽も良かった。
けれどまずアビーの変貌のシーンでおや?と感じました。
CG・・・いらなくない?別にそういう設定なのだからおかしくないのかも知れませんが、それまでの映画の雰囲気からいきなりぶっ飛んだ感じがして、個人的にはCGは使わないでほしかった。
お父さんの顔が見えたシーンも、見えないままの方がミステリアスでよかったような。映画の雰囲気的に謎のままの箇所がもう少しあってもよかったのではと思います。
それから中盤からは明らかに序盤よりも「これいる?」のシーンが多くなった気がして、時間いっぱいにのばすための時間稼ぎ感がありました。
最初がプラス点から始まっただけに、どんどん自分の中で減点されていってしまって、観終わるころには最初の期待値はどこへやらという感じ・・・。
116分長く感じました。
邦題(モールス)だけが残念。
まず、リメイク版を見て、スウェーデン版を見ましたが、
両方とも、それぞれ違った味を持った、いい映画でした。
どちらを先に見るかで印象が違ってくるんだろうけど
映像や、演出の細やかさ、細かな情感はリメイク版の方が上。
全体的な説得力はスウェーデンの方が上のように感じました。
家庭環境はリメイク版の方が救いがなく、
スウェーデン版の方が、母親との関係が良好で、よかったのにもかかわらず、
何故少年が、少女とともについていくことにしたのかが、納得できる。
リメイク版の方は、ついていったはいいが、この先やっていけるのか不安・・
きっと、少女が調教していくんでしょうね。
ぼくエリの勝ち!
今更、DVDで鑑賞。原作の「ぼくのエリ」がメチャクチャ面白かったので、コッチはどうか?と思って観たけど、ぶっちゃけ負けてました(笑)アメリカ版の方が平坦に感じた。
父親のペド感も薄いし、衝撃度マックスの施術跡を見せるシーンも無しい、ラストのプールのシーンもカタルシスに欠けるし、いろいろと残念。アメリカ映画の表現の限界なのかな?
唯一、クロエちゃんはカワイくてGOODでした!
切ない。
「ぼくのエリ 200歳の少女」のリメイク作で、なかなか感動的でした。
オリジナル版も良かったですが、本作も素晴らしい。
ただ、ハリウッド映画となった本作、なかなか怖いです。アビー(クロエ・グレース・モレッツ)の襲撃シーンは「30デイズ・ナイト」並みです。
かなりグロは強めになったため、Rー15指定での公開となりました。
別にPG-12でも平気な気が……ま、いいや。
オリジナル版とストーリーをほとんど変えていないのも好感触。たまに、リメイクしたは良いけど、面白くないなー…とか、やっぱりオリジナル版の方が良いと思う作品が多い気がしますが、これはアタリ。
あと、なんといってもクロエ・グレース・モレッツがかわいい。
主演のコディ・スミット=マクフィーは演技が上手い。(もちろんクロエもだけど。)
彼が出演している「ザ・ロード」 はまだ観てないので、早いうちに観たいなと思いました。
とにかく、二人の演技に吸い寄せられます。
こわっww
クロエが出演しているということで見たのですが予想以上に怖かったですww
映画キャリーでも血だらけになるシーンがあるのですが普通の女優さんなら嫌がることもやり遂げるクロエはすごいと改めて思いました!!
ストーリーも吸血鬼といじめられっ子の男の子の絶妙なバランスがとてもよかったと思います。最後の終わり方も好きです(^^♪
ブラッド×クロエ
クロエの美しさ。作品の薄暗い感じ。この2つが良かったです。 ホラー苦手な自分でもなんとか観ることができましたが、所々やっぱ Oh!!てな感じのシーンはありましたね。トワイ○イトとは比較できないほど美しいヴァンパイアでした。
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