佐藤健×宮崎あおい初共演「世界から猫が消えたなら」、世界遺産で撮影のビジュアル完成
2015年9月11日 10:00
[映画.com ニュース] 佐藤健と宮崎あおいが初共演し、映画プロデューサー・川村元気氏の小説を実写映画化する「世界から猫が消えたなら」のビジュアルが、このほど初披露された。本作はアルゼンチンでの大規模ロケを敢行しており、世界三大瀑布(ばくふ)に数えられる世界遺産・イグアスの滝で撮影された壮大なビジュアルが完成した。
2014年10月8日に北海道・函館でクランクインし、同年11月22日にイグアスの滝でクランクアップを迎えた同作。最大落差80メートル以上を誇り、「悪魔の喉笛」と称される同所は、劇中では佐藤と宮崎演じる恋人たちが旅行で訪れるという設定。日本映画の撮影は、篠田正浩監督作「夜叉ヶ池」(1979)以来、約35年ぶりの貴重な機会となった。
クランクアップ時には、佐藤は「今回の撮影はほぼ毎日自分のシーンだったのですごく長く感じましたが、その撮影が無事に終わって充実感が大きいです。長い間ありがとうございました!」と感謝を述べた。一方の宮崎は、ロケ地について「イグアスの滝は想像以上に大きく、とてつもないパワーを持っている場所でした」と評し、「そんな所でお芝居ができたことを幸せに思います」と感慨深げに語った。
「告白」「モテキ」「バケモノの子」など数多くのヒット作を手がけてきた川村氏が、LINE連載小説という世界初の形態で発表した小説を実写化。製作陣には監督・永井聡(「ジャッジ!」)、脚本・岡田惠和(「県庁おもてなし課」)、音楽・小林武史(「起終点駅 ターミナル」)といった面々が結集した。
物語は、余命宣告を受けた郵便配達員が、突如現れた悪魔と「世界から何かをひとつ消すことで、1日の命を得る」という取り引きをしながら、かつての恋人、親友、家族との絆を確かめていくヒューマンドラマ。佐藤が主人公となる郵便配達員の“僕”と“悪魔”の1人2役に挑戦し、宮崎がヒロイン役となる“彼女”役を務めている。
「世界から猫が消えたなら」は、僕の唯一の親友役を濱田岳、僕の両親役を奥田瑛二と原田美枝子が演じている。2016年に公開予定。
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