夜叉ヶ池

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解説

泉鏡花の小説を、歌舞伎俳優の坂東玉三郎主演、篠田正浩監督で映画化したスペクタクルファンタジー大作。越前・三国嶽の山中、竜神が封じ込められているという夜叉ヶ池。各地の不思議な物語を集めるため東京からこの地を訪れた萩原晃は、かつてこの地で50年間、鐘をつき続けてきたという老いた鐘楼守の弥太兵衛に会い、鐘にまつわる不思議な話を聞く。昔、人と水が戦い、この里が滅びようとした時、竜神を夜叉ヶ池に封じ込めたという。竜神を鎮めるために毎昼夜3度ずつ鐘を鳴らしていると話し、その日に弥太兵衛は死んだ。村人たちは鐘をつかないと竜が暴れだすという話に耳を貸そうとしなかったが、その時、美しい百合と知り合った晃は自身が第二の弥太兵衛になることを決心する。玉三郎が百合と夜叉ヶ池の竜神・白雪姫の二役を演じた。大規模な海外ロケ撮影や当時最先端の特撮技術を駆使して幻想的な世界観を生み出した。1979年に製作・公開。2021年7月、映像や音声が修復された4Kデジタルリマスター版がブルーレイ発売。あわせて「篠田正浩監督生誕90年祭『夜叉ヶ池』への道 モダニズム ポップアート そしてニッポン」(21年7月10日~、東京・ユーロスペース)で上映される。

1979年製作/124分/G/日本
配給:松竹
日本初公開:1979年10月20日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第3回 日本アカデミー賞(1980年)

ノミネート

助演男優賞 山崎努
音楽賞 冨田勲
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(C)1979/2021 松竹株式会社

映画レビュー

3.0若き日の板東玉三郎をスクリーンに焼き付けた事だけが存在価値の映画。それを除けばほぼ駄作。

2022年1月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

①『悪霊島』は岩下志麻の巴御寮人の怪演以外はカス映画であった。『夜叉ヶ池』も板東玉三郎の白雪姫以外はカス映画である。『心中天網島』には感心したのに、それ以外に観た篠田正浩の映画はホントろくなものがない。②百合がどうしても女に見えないのが致命的。所作の女らしさはさすが板東玉三郎だとは思うが、如何せん顔と声はどうしても男。加藤剛とのキスシーンもどうしても男同士がキスしているとしか見えない(果たしてキスシーンが必要だったのかも疑問?)。その上、板東玉三郎ファンには悪いが、加藤剛が山を降りることを諦めるほどの女性としての魅力も感じられない。カメラがリアルな世界を写し取ってしまう映画には女形は合わないのだ。この映画の製作者達はそれが分からなかったのかしら。③或いは分かっていたからか、どことなく舞台的な感じもする。だからと言って映画に貢献している訳でもない。やはり此処は百合は女優に演じさせるべきだったと思う。④

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もーさん

4.0「沈める村」の美しすぎる玉三郎

Imperatorさん
2021年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

冒頭は原作と異なっていたが、その後は泉鏡花の原作にかなり忠実に作ってあった。

4Kリマスターだが、初めの映像をみてすぐに、フィルムの感じや重厚な作りが、いかにも当時の映画らしいという印象を受けた。
良い悪いではなく、その時代でなければ撮れない映画があると思う。“総合芸術”であるがゆえに、技術や機材だけでなく、制作する人材や環境があるからだ。
いささかお粗末なところが見られても、そういう“限界”すら、後世からみれば一つの“味わい”となる。

冒頭、「合掌造り」の建物が出てきて驚く。
白川郷なのか分からないが、だとしても世界遺産登録(1995年)よりずっと前で、さびれた感じである。
原作には記述は無いが、こういう工夫ができるのは映画ならではだ。

そして、BGMに心奪われる。
今聴くと、いささか滑稽な感じのする1970年代の「シンセサイザー音楽」で、やはり富田勲であった。少しやり過ぎなアレンジだが、自在な独特の音楽だ。
曲は、現世ではドビュッシーの前奏曲(「沈める寺」と「雪の上の足跡」)や「牧神」などで、一方、白雪と妖怪の世界ではムソルグスキーの「はげ山の一夜」や「展覧会の絵」と、はっきり使い分けられている。
なかでも「沈める寺」は、この作品の「沈める村」というストーリーと少し関係するためか、意図的に繰り返し使用されているが、本当に素晴らしい。

もっと心奪われるのは、なんと言っても、29歳(?)の玉三郎である。この点では、観る前の期待を、大いに上回った。
百合を演じるときは、抑えた演技で可憐な村の若妻となる。
さすがに立ち姿は女性ではないにせよ、声は女性と言っても通る。観客も玉三郎であることを承知で観ているのだから、胸パッドは不要だったと思う。
ただ、百合のことを、「もしかしたら人ではなく、蛇の化身なのか?」と演出しているのは、原作から逸脱しているだけでなく大失敗で、本作の唯一のキズであろう。このために、ラストの“生け贄”の意味が弱くなってしまうのだ。

一方、白雪を演じているときの玉三郎には、ビックリ仰天させられた。
玉三郎のことを良く知っているわけではないが、今まで自分は、こんなに“はじけた”演技の玉三郎を観たことはなかった。
白塗りをすると役者は、どこまでも大胆になれるのであろうか? 悶々とする白雪の狂気じみた姿を、完璧なまでに表現している。
着物の内側では、若き玉三郎の精神と肉体が躍動しているのである。
それに加えて、なんという美しさであろうか! これほど美しい女形を、自分は観たことがない。

脇を固める役者も豪華なようだが、加藤剛と山崎努しか目立たない。
妖怪世界のシーンのユーモラスなところは、ほぼ原作通りだった。
最後の「イグアスの滝」はやり過ぎだろうと笑ってしまったが、洪水シーンの特撮はなかなかのもので、CG時代の今観ても遜色がないと思う。むしろ、3.11以後を生きる自分には、むごたらしく感じて、少し引いてしまったくらいだ。

権利関係で、長らくお蔵になっていた作品らしいが、4Kで蘇ったのは喜ばしい。
玉三郎の美や洪水のシーンは、映画館でなければ、良さを味わうことができないだろう。
ホント、観て良かった。

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Imperator

4.0玉三郎、、、

2021年7月15日
Androidアプリから投稿

人間じゃないみたいな玉三郎のユリ。
他のどんな俳優も出せないであろう妖しさ。歌舞伎ともちがう。
加藤剛、山崎努もカッコよくて
味わい深い作品でした。

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ゆかぴよこ

2.5僕自身がひとつの物語になってしまったんだ。

栗太郎さん
2021年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

42年前のリマスタリング。ここに出てくる役者は、老齢ながらいまだ健在の方も多い。それにつけても玉三郎の妖しさよ。現在だってこの役をやっても遜色ないんじゃないか、とさえ思えるくらいで、当時この美しさは神々しささえ感じたであろう。
この奇妙かつ幽幻な物語は、さすが「天守物語」の泉鏡花だ、と唸った。しかし、世にも不思議な物語の世界が、ファンタジー色が濃くなりだしたところから、個人的には、あれれ?と思い始めた。たぶん、鏡花の戯曲ではもっと怪談じみた世界なのだろうが、どうも「妖怪大戦争」的な造りに、おやおや?と興ざめしてしまったのが本音だ。たしかに特撮としては当時はこれが最高峰ではあろうが、やはりチープに見えてしまうのだよ。時代差を差し引いても。おまけにイ●●●の滝が出てきた時には、やりすぎだとさえ思ってしまったもの。

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栗太郎
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