【全米映画ランキング】「ワイルド・スピード」V3。「モール★コップ」の続編が2位デビュー
2015年4月22日 19:30

[映画.com ニュース] 3本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、2週連続首位の「ワイルド・スピード SKY MISSION」が、公開3週目にもかかわらず、約2905万ドルの興収を記録して、見事V3を果たした。
同作の17日間の累計興収は約2億9440万ドルとなり、3億ドル目前。グロス(最終興収)は3億5000万ドル以上がほぼ確実となってきた。ただ、北米よりもすごいのがその国外での成績。中国の約2億4500万ドルを筆頭に、イギリスの約3800万ドル、オーストラリアの約2300万ドル、ロシアの約1600万ドル……と国外のみで約8億5700万ドルの興収をあげ、全世界興収は約11億5200万ドルに。全世界興収は現在歴代7位で、6位「アイアンマン3」(13年/約12億1540万ドル)、5位「アナと雪の女王」(14年/約12億7420万ドル)を抜くのは確実と見られている。ユニバーサル映画の作品としても、「ジュラシック・パーク」(1993年/約10億2900万ドル)を抜く全世界興収の新記録を樹立。あのスティーブン・スピルバーグが「ジョーズ」「E.T.」「ジュラシック・パーク」で打ち立てた大記録をあっさり抜き去るという、ハリウッドの世代交代を感じさせる爆発的な大ヒットとなっている。
約2400万ドルのオープニング興収で2位デビューとなったのは、ケビン・ジェームズ主演のコメディ「モール★コップ」の続編「Paul Blart: Mall Cop 2」。今回はバケーション中のラスベガスを舞台に主人公ポールの活躍が描かれる。批評家からは厳しく叩かれたが、まずまずのスタートとなった。メガホンをとったのは「ウィッチマウンテン/地図から消された山」「かぞくモメはじめました」のアンディ・フィックマン。
約1600万ドルのオープニング興収で初登場3位となったのはティーン向けSNSホラー「Unfriended」。あるいじめで死んだ少女の霊がSNSを介していじめた人間への復讐を開始し、いじめた人間が一人ずつ死んでいく……。新種のホラーとして批評家からもまずまずの評価を得て、及第点のスタートを切った。監督は「エターナル 奇蹟の出会い」のロシア出身のレベン・ガブリアーゼ。製作に「ナイトウォッチ」「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフ。
トップ10内にランクインしたもう一つの新作「Monkey Kingdom」は7位に初登場。フラミンゴ、チンパンジーなどをフィーチャーしてきたディズニー・ネイチャーが今回観察したのはサル。4月22日のアースデイ合わせの公開で、レビューも上々だったが、オープニング興収約450万ドルにとどまった。
その他、ジョナ・ヒル、ジェームズ・フランコ、フェリシティ・ジョーンズ主演のドラマ「True Story」、トム・ハーディ、ゲイリー・オールドマン、ノオミ・ラパス主演のサスペンス大作「チャイルド44 森に消えた子供たち」はそれぞれ、11位、17位と圏外からのスタートとなった。
今週は、ブレイク・ライブリー主演のファンタジー「ジ・エイジ・オブ・アダライン(原題)」、ケビン・ジェームズ、トム・ウィルキンソン主演のドラマ「Little Boy」が公開となる。
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