波瑠「GODZILLA」日本語吹き替え版声優でヒロインに!
2014年6月25日 05:00
[映画.com ニュース] 女優の波瑠が、日本が世界に誇る“怪獣王”をハリウッドでリメイクした「GODZILLA」(ギャレス・エドワーズ監督)の日本語吹き替え版で声優を務めていることがわかった。長編映画全編にわたる本格的なアフレコに初挑戦した波瑠は、エリザベス・オルセンが演じた主人公の妻エル・ブロディの声を担当する。
都内のスタジオでアフレコ収録を終えた波瑠は、「映画の吹き替えは初めてで、既に完成されている物語の世界に、声だけで参加してお芝居をするのはとても難しかったです。母親として息子を思う気持ちや、夫を心配する気持ちが伝わるといいなと思います」と振り返る。そして「今回のハリウッド版を見て、ゴジラのファンになりました。とても迫力のあるパワフルな映画なので、皆さんにはぜひ劇場で見ていただきたいです」と話した。
日本語吹き替え版でプロデューサーを務める東宝の上田太地氏は、「この映画を見ていただきたい若い観客層、特に同世代に支持を得ている方をと思い、波瑠さんにオファーしました」とオファーに至った経緯を説明。さらに、「波瑠さんご自身も今回のボイスキャストで、『ゴジラ』という世界に誇るキャラクターのすごさを身近で感じていただいた様子でした。スケールの大きい世界観の中で、エルというヒロインを瑞々しくフレッシュに演じていますので、ぜひ吹き替え版も楽しんでください」とコメントを寄せている。
同作は、世界62の国と地域で公開週末ランキングNo.1を達成し、世界累計興行収入は470億円(6月22日時点)を突破している。日本語吹き替え版では、渡辺謙が演じる芹沢博士の声を渡辺自らが務めるほか、ゴジラを追跡する米軍分析官の声をゴジラファンで知られる佐野史郎が担当。さらに、「ゴジラ対メガロ」「メカゴジラの逆襲」などに出演し、祖父・佐々木孝丸(「怪獣大戦争」)、父・千秋実(「ゴジラの逆襲」)とともに3代にわたりゴジラシリーズに縁のある佐々木勝彦が、ステンツ提督の声を吹き替えている。
アーロン・テイラー・ジョンソンが主演する今作にはオルセンのほか、ジュリエット・ビノシュ(「イングリッシュ・ペイシェント」)、サリー・ホーキンス(「ブルージャスミン」)、デビッド・ストラザーン(「グッドナイト&グッドラック」)、ブライアン・クランストン(「ドライヴ」「アルゴ」)ら、アカデミー賞受賞者、ノミニーが名を連ねている。
「GODZILLA」は、7月25日から全国で2D/3D、字幕スーパー版/日本語吹き替え版が公開される。