アルゴ
劇場公開日:2012年10月26日
解説
「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」「パール・ハーバー」のベン・アフレックが、監督のほか製作・主演も務め、イランで実際に起こったアメリカ大使館人質事件の救出作戦を描くサスペンスドラマ。1979年11月4日、イラン革命が激化するテヘランで過激派がアメリカ大使館を占拠する。52人が人質になるが、混乱の中、6人のアメリカ人が自力で脱出。カナダ大使の自宅に身を潜める。CIAで人質救出を専門とするトニー・メンデスは、6人を安全に国外へ脱出させるため、大胆不敵な作戦を立案。「アルゴ」という架空のSF映画を企画し、6人をその撮影スタッフに偽装して出国させようとする。12年度・第85回アカデミー賞で7部門にノミネートされ、作品賞、脚色賞、編集賞の3部門を受賞した。
2012年製作/120分/G/アメリカ
原題:Argo
配給:ワーナー・ブラザース映画
スタッフ・キャスト
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ノンフィクションを謳う映画は、どれだけ史実の再現を売りにしていても絶対に脚色されている。そもそも現実がそのまま2時間程の上映時間に収まるわけがなく、ひとつのアプローチとしてはそれでも愚直に現実を映し出そうと苦闘するか、でなければ実話のエッセンスからどれだけ面白い映画に仕上げるかの二択だろう。
『アルゴ』は、CIAが偽のSF大作をでっち上げ、イランで潜伏中のアメリカ大使館職員を映画スタッフの振りをさせて国外脱出させたウソみたいな事件の映画化だ。そのためにはハリウッドの映画人も協力し、ちゃんと業界紙にフェイクの映画の広告まで打っている。
ただし、どれだけ映画みたいな話でも、そのまま撮って映画として面白いかは別。実際原作を読むと、技術畑の筆者(ベン・アフレックが演じた主人公のモデル)が専門的かつ技術的な考察に多くのページを割いていて、手に汗握るような局面はそれほどない。
監督主演のベンアフは、臆面もないくらい堂々と、王道エンタメとして演出している。だからこそクライマックスはスリリングで超盛り上がるし、逆に言えばウソっぽい。でも実話なんだから本当にあったことと思い込むよりも、これだけ面白いんだからベンアフはいい監督だなあ、と捉える方が、史実を勘違いすることもなく、映画も楽しめてちょうどいい気がする。
2022年11月23日
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少しユーモラスに描かれたシーンもあったが、全体を通してすごい緊張感。手に汗握る展開の連続で、最後まで油断できない。実話を本当に上手に脚色できた作品だと思う。
個人的には監督が主演する作品はあまり…って感じだが、本作はそのクセがあまり感じられなく良かった。ベン・アフレックの才能に感服。
それにしてもまさか「映画屋」とは!
2022年9月26日
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実際は、割とスムーズに脱出出来たらしい(笑)
ベン・アフレック、ほんといい役者になったと思う
偽の映画製作を立ち上げて、役者に本読みまでさせる
ポスターまで作って、有名監督まで引きずり込む
けど、そこらへんが流石アメリカ
「じゃ、やるか」てなるとこが凄い
映画のロケハンて、奇想天外なアイデア
考えるととこも凄いけど、実際にやっちゃう
バイタリティーというか、実行力
話はおおきく盛り上がる事無く進む
勿論、拘束されるまでに書類を処分したり
なだれ込んで来るイラク国民が迫ってくる場面や
バザーで写真撮影される辺り
ラストのフライトに乗れるのかって場面は
何度見ても手に汗握る
てか、集団心理て怖いわー
カリスマ的な指導者が統制とって動かす
集団と違って、怒りに任せて動き出す群衆って
圧倒的脅威になるんだって実感した
映画として、観客を引き付ける為の演出が
ちりばめられているんだろうけど
アカデミー作品賞も頷ける
天晴れな映画だ
「アルゴ、糞くらえ!!」ってセリフ大好きだ
何回見ても面白い
2022年6月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ラストの40分は手に汗握るドキドキでした。
主人公役のベンアフレックさんを
知りませんでした。
格好いい若者ですが、今も魅力ありますね。
何か観てみようかな