ホーム >
作品情報 >
映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」 るろうに剣心 最終章 The Beginning
劇場公開日:2021年6月4日
解説
和月伸宏の人気コミックを佐藤健主演&大友啓史監督で実写映画化し大ヒットを記録した時代劇アクション「るろうに剣心」のシリーズ完結編となる2部作の第2弾。原作では緋村剣心が過去を語る形式で物語が進む「追憶編」をベースに、剣心が不殺の誓いを立てるに至るまでの物語と、彼の頬に刻まれた十字傷の謎に迫る。剣心に復讐するべく東京を総攻撃した上海マフィアの頭目・縁との壮絶な戦い。その理由は、剣心が「人斬り抜刀斎」と恐れられていた幕末へとさかのぼり、剣心が自らの手で斬殺してしまった妻・雪代巴の存在、そして十字傷の謎へと繋がっていく。かつての剣心の妻・巴を有村架純、シリーズ史上最恐の敵となる縁を新田真剣佑がそれぞれ演じる。緋村剣心役の佐藤健、神谷薫役の武井咲、相楽左之助役の青木崇高、高荷恵役の蒼井優、斎藤一役の江口洋介らおなじみのキャストも再結集。
2021年製作/137分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
2021年7月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
シリーズの中で一番時代劇っぽくなっている。原作漫画以上に、傑作とアニメファンの間で名高い『追憶編』アニメ版にテイストが近いし、重要な場面で直接の引用もある。この実写シリーズの魅力は、超人的な飛翔などの生身ではあり得ない飛躍と血なまぐさい殺し合いのリアリティが共存するところだが、この作品については、飛躍はほとんどしないでなるべくリアリズムに徹している。それは評価がわかれるところかもしれないが、本作がシリーズの中で異色の物語であることを強調する必要もある。それにやはりアニメ版も飛躍のない本格時代劇として演出されていたことも考えれば、実写映画がそれ以上の飛躍をするのもおかしい。その代わりに剣心と巴の恋愛描写と雪景色の美しさと別の魅力を足して勝負している。画として美しいカットはシリーズの中で最も多かったのではないかと思う。
一点だけ気になるのは、原作からしてそうなのだけど、このシリーズはヒロインがさらわれて助けにいくという展開に頼りすぎなところだ。話の筋を立てやすいのだけど、シリーズの中で何度も使うとちょっと気になってくる。
「るろうに剣心」という作品は、主人公・緋村剣心が、“斬れない刀”である「逆刃刀」を使うなど、「不殺(ころさず)の誓い」をしているという非常に珍しい設定になっている点が最大の特徴であり魅力でもあります。
1作目からずっと緋村剣心は「おろ?」とか「でござる」といった言葉を使って個性を出していましたが、この5作目「The Beginning」では雰囲気から違います。
通常の刀を使い❝人斬り抜刀斎❞として幕末で恐れられた「伝説の剣客」そのものを描いているからです。
そのため、本作は「本格的な幕末時代劇映画」として捉えるのがいいと思います。
さらに、❝人斬り抜刀斎❞(=緋村抜刀斎)から緋村剣心へと変わりゆく過程を描くため、切ない恋愛模様も描かれています。
このように、これまではどちらかと言えばアクションシーンが多かった作品ですが、本作では意外にも「静」のイメージも強くあります。
この「The Beginning」の最後では「1作目」の最初へと戻る象徴的なシーンがありますが、ようやく「1作目」の時点で何があったのかがしっかりと理解できます。
そのため、続けて「1作目」から見直すのも良いかと思いますが、私は「るろうに剣心 最終章」でセットになっている「The Final」の方を見ると、より感慨が深くなると思います。
それは、「The Final」での最後の強敵となる雪代縁(ゆきしろ・えにし)の行動の背景には「The Beginning」があるため、本作を見た後だと分かりやすくなり、感情移入もしやすくなるからです。
その結果、本当の最後である「るろうに剣心 最終章 The Final」が、いかに深く、アクションシーンのクオリティーも高い作品だったのかが分かり、納得のフィナーレとなるはずです。
2021年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
「るろうに剣心」のシリーズ完結編となる2部作の第2弾。原作で人気のエピソード「追憶編」をベースに、
剣心が不殺の誓いを立てるに至るまでの物語と、彼の頬に刻まれた十字傷の謎に迫る。
全ての始まりが、ここにある。ある意味では、「るろ剣」シリーズ初のラブストーリーと表現することが
できる。佐藤健と有村架純の目の演技、ぜひ劇場で確認してもらいたい。
10年間にわたり携わってきた全キャスト、そして大友啓史監督に喝采を贈りたい。
2022年12月7日
Androidアプリから投稿
この映画、有村架純がいなければ、0点をつけてもいい作品だと思う、映画の始まりは剣心が十数人捉えられ、処刑されるところだったが、両手縛られた状態で口で刀を咥えて敵を殺してるとか、お前ら日本刀なんだと思ってるんだ!こんなありえないアクションを入れて、原作を踏み躙るのか。
有村架純さんの再現はびっくりしまして、本当に動画版そのまま、いや、それ以上の美しさかもしれない。でも、それもそれだけ。
映画の構成は半分原作、半分オリジナルで、アクション部分は、本当につまらない。